Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

マフィンに挟まれた?原始星  

天体の似たような話が続きますが、今日は恒星サイズの円盤とジェットです^^m
台湾中央研究院天文及天文物理研究所のChin-Fei Lee氏らの研究チームはアルマ望遠鏡でオリオン座約1300光年にある、原始星「HH 212」を観測し、中心部の構造を詳細に捉えた、【アルマ望遠鏡の解像度は100km先の1cmが見分けられるレベルの超視力である】
この原始星は誕生したばかりで約4万歳と見られる。HH 212には以前より、中心から双方に伸びる強力なジェットが観測されていた。
HH 212hh212b_201704260916031f7.jpg
HH 212 (ESO 赤外線画像)
この原始星を取り巻く塵とガスの円盤は我々からほぼ真横から見る角度で、赤道の部分に暗い筋が見られ、ハンバーガーのマフィン2枚が重なるように見える、これは円盤の赤道面に塵が集中し、温度が低いためと見られる、実際に2枚に分かれているわけではない。
20170420a.jpg
拡大画像
(a) アルマ望遠鏡とESOのVLTで観測されたHH212のジェット。異なる分子が放つ電波で観測したジェットをそれぞれ異なる色で表現してある(青:水素、緑:一酸化ケイ素、赤:一酸化炭素)。中心星近くのオレンジ色が、アルマ望遠鏡による過去の観測で得られた塵の集合体。
(b) アルマ望遠鏡による今回の観測で得られた、塵の円盤のクローズアップ画像。(*印)で原始星の位置を示している。右下には、太陽系の海王星軌道の大きさを表示している。
(c) 観測結果と一致するように作られた円盤のシミュレーションモデル。色は温度を表す。
Credit: ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)/Lee et al.


特徴としては マフィンの外側がめくれ上がって見えること、この様子はHSTが捉えた、おうし座の原始星円盤、HH-30にも見られる、
HH-30.jpg
HH-30(HST)
こちらは距離450光年と比較的近いため、HSTで捉えることができたようだ。

一方、予想外のこともあった、米・バージニア大学 Zhi-Yun Li氏によると、「理論的には、星が生まれてすぐの段階で周囲に円盤を作ることは困難と考えられてきました。磁場の力によって回転が妨げられ、円盤になりにくいと考えられているからです。しかし今回の観測成果を見ると、磁場が円盤形成を妨げるという効果は、実際には私たちが想像していたほど重要ではないのかもしれません。」とのことだ。

ご覧いただき、ありがとうございました。
関連記事

category: 宇宙・天体

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/1493-94b344f4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター