Micha クラシックとリュートの楽しみ

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遠方宇宙にX線の激しい閃光  

超新星が現れると、その明るさは所属銀河全体の明るさに匹敵するとか聞いて驚くが、数分間で所属銀河の数千倍のエネルギーを放ったという現象が観測された。m

2014年10月1日、NASAのチャンドラX線観測衛星が、ろ座の方向にある「Chandra Deep Field-South(CDF-S)」と呼ばれる領域で謎のX線放射を観測した。【チャンドラは宇宙の非常に高温の領域からやってくるX線を検出するため設計されている】
このX線源は、数時間で少なくとも1000倍明るくなり、約1日でチャンドラの感度以下まで暗くなった。位置はHSTとスピッツァー赤外線宇宙望遠鏡による過去の観測データから、距離107億光年にある小さな銀河の中であるとわかった。このX線現象のエネルギーはその明るさと距離から、所属銀河全ての星の数千倍と見積もられる。
cdfsxt1_525.jpg
下段は変光の様子(資料: NASA/CXC/Pontifical Catholic University/F. Bauer et al.)
動画:NASA Chandraサイト
この原因として、今のところ知られている現象には完全に一致するものはなく、異例で新タイプの現象かもしれないとのことだが、宇宙最大の爆発現象とされる、ガンマ線バースト(GRB)も候補に入れられている、
grb 2
ガンマ線バースト(GRB)
GRBは中性子星同士、あるいは中性子星とBHの合体の際に起きる、また大質量星ではその中心部にBHが出来てしまい、重力崩壊していく際にも起きる、GRBは双方にジェットを噴出するが、それが拡がってエネルギーが低くなると、X線があらゆる方向に放射される、今回はジェットが我々の方向を向いておらず、X線が放たれだした段階から観測されたとの見方もある。
別の可能性として、X線は中質量BHが接近してきた白色矮星を潮汐力で完全に破壊した際に生じたという説も出ている。
m bh
過去記事の「超高輝度超新星」の正体 に近い現象だろうか?
SN[1]
不明な要素が多いが、遠方宇宙(過去の宇宙)には、何かと桁違いの高エネルギー現象が観測されるようだ。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 宇宙・天体

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