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スーパーノバ(SN)  

人類史に残る超新星爆発で最も近くで起きたのがお馴染み、かに星雲を残した爆発だが、約7000光年離れた場所だった、超新星爆発では強烈なガンマ線が放射され、これが5光年以内の近くで起きれば惑星上の生命は絶滅、50光年離れていても壊滅的な打撃とされる、太古の地球でも三葉虫の浅い海に生息する種が絶滅し、深い海に棲む種が生き残った、という事例が化石の調査でわかり、この時、太陽系近くで超新星爆発があったことが原因として挙げられる。
幸い、現在は超新星爆発を起こす候補の巨星は影響を受ける距離にはない。m
20170525.jpg
ティコの超新星残骸(SN1572) *多様な色彩で多くの元素が含まれることがわかる
超新星は銀河系外で起きるものも含め、アマチュア観測家に発見されるものが多い、最新のもので米・ユタ州のPatrick Wiggins氏が5月14日に発見した、SN2017eawは、ケフェウス座の近隣銀河NGC6946(約2000万光年)に現れた。
2017eaw_20170525211018f52.jpg
SN2017eaw
明るさは12.8等、分光観測からIIP型超新星らしいことがわかった。なおこの銀河NGC6946には過去100年間で10個目の出現だそうで、頻発している。

近年、これに近い明るさだったのは2014年におおぐま座銀河M82に現れたSN2014Jだった、
SN2014J b
M82は(近くのM81の重力の影響で)銀河風を放つ活動銀河として先般も取り上げた、この銀河は星形成が活発で巨星が次々寿命を迎えて爆発し、銀河風のエネルギー源となっているとされているので、これもその1つかもしれない。
SN2014j a
SN2014J(HST)
動画→SN2014J:出現前と出現時
超新星にはいくつかの"型"があり、Ia型といえば、距離がわかることでお馴染み、分光観測などで判別される。
参照:超新星の分類(Wikipedia)
参照:主な超新星(Wikipedia)

ところで、先述のSN2017eawなど、銀河系の星も多数写り込んでいるが、なぜ、NGC6946銀河の"超新星"とわかるのか、まず過去に撮影した銀河の画像と比較し、以前はなかった光点を見つける、それがもし我々銀河系内の超新星なら桁違いに明るいはず、また銀河間の星の無い場所で現れるはずがない、よって同じ方向に見える銀河に所属する超新星である、と判別できる。
1994年、おとめ座の銀河NGC4526(5500万光年)に現れた超新星SN1994Dは銀河円盤から結構離れた位置だが、
NGC4526-SN1994D.jpgNGC4526_2017052511311932e.jpg
SN1994D、左が出現時
ハロ領域か?ここも銀河の星が分布する所でそこに現れた。
超新星爆発は近くで起きれば脅威であるが、宇宙に重元素を含む多くの元素をもたらし、物質を豊かにしている。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 宇宙・天体

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