Micha クラシック&リュートの楽しみ

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隠れていた超大質量BH  

活動銀河の一種、「はくちょう座A」は1939年、電波銀河として最初に発見されたことで有名であり、その後も頻繁に観測対象とされてきた。
距離は約8億光年とされるが、赤方偏移は Z=0.057 だそうで、ハッブル定数を67.15km/s/Mpcとして計算すると、8.07億光年となった、まあ良い線か^^
英・リバプール・ジョン・ムーア大学のDaniel Perley氏らは2015年から2016年にかけて、米・国立電波天文台のVLA(超大型干渉電波望遠鏡群)で、はくちょう座Aをあらためて観測したところ、銀河中心核近くに過去にはなかった、もう1つ現れた電波源を捉えた。
nrao17df01d.jpg
動画:はくちょう座Aの中心部、 電波源の出現
これは銀河中心部に2つの超大質量ブラックホールがあり、常に輝いているほうに加え、もう1つの暗かったほうが、恒星やガスなど、吸い込む「食糧」にありつき、アウトバーストを起こしたためだと見られている。超新星の可能性も考えられたが、長期間輝いているので、その可能性はないらしい。これら2つの超大質量BHは互いに1500光年ほど離れているが、周囲の物質を吸い込む特徴は一致しているそうだ。
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2つの超大質量BH 想像図、手前が新しい方、ちょっと手抜き画像だ
銀河合体の際、それぞれの中心にあった、2つの超大質量BHが周り合っているが、いずれはこれらも合体すると予想される。

はくちょう座Aは観測法によって様々な姿に見える、
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可視光で捉えたはくちょう座A、楕円銀河に見える

cygnusA.jpg
電波で捉えた超大質量BHのある中心部と大規模なアウトバースト

iyl_cyga.jpg
電波画像、可視光画像、X線画像(チャンドラST撮影)を重ねたもの

ところで、以下のようにいろんな名称が使われるが、未だ明確な使い分けがわからない^^;
* アウトバースト、アウトフロー、スーパーウインド(銀河風)、ジェット
* クエーサー、活動銀河

いずれも中心に大質量BHがある、というものだが;

ご覧いただき、ありがとうございました。
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