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宇宙の距離単位  

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これまでも宇宙の距離に関することを書いてきたが、今日はその距離単位について。
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距離単位はいくつかあって、スケールごとに使い分けられる、もちろん「km」も使われるが、桁数はかなり多くなる;

天文単位(AU):太陽と地球の平均距離で1天文単位=149 597 870.7kmである、太陽系内や系外惑星系内で惑星など天体間の距離を現わすのに使われる、地球-太陽間に比べ、どれくらい離れているか、という見方で実感?しやすい。因みに土星の近日点距離は9.021AUである。

光年(ly):遠くの天体の距離を現わすのには、光年(ly)がよく使われるが、
1光年=9 460 730 472 580.8kmで、太陽系より外の距離を表すのに多くの書物は光年が用いられ、各天体の距離が数値的に比較しやすい。

パーセク(pc):この単位も遠い銀河の距離に使われる、1パーセク=3.261563光年で、中途半端な数字にも見えるが、年周視差が1秒角(3600分の1度) となる距離が1パーセクである、恒星の絶対等級(MV)を表す基準にもなる単位で、恒星を地球から10pc(32.6光年)の位置にもってきたら、何等級の明るさになるかを表したのが絶対等級である、因みに太陽は5等級になるそうだ。またパーセクは赤方偏移から距離を求める、ハッブル定数にも関わってくる、現在最も正確とされるハッブル定数は宇宙背景放射から求められた67.15±1.2 (km/s)/Mpcである、これは1メガ(百万)パーセク離れるごとに、毎秒67.15kmずつ遠ざかる速度が加算されるということだ、あとは天体の赤方偏移を測定すれば天体までの距離が計算できる。
現在観測される最も遠い銀河の1つ「EGS-zs8-1」はWikipedia(英語版)によると、赤方偏移z=7.7で、距離4Gpc(131億光年)となっている、
Galaxy-EGS-zs8-1-20150505.jpg
EGS-zs8-1(HST)
実際の観測は赤外線となるが、赤方偏移を取り除いた色彩で青く表現されている、ファースト・スターの集まった銀河かもしれない。ハッブル定数を73km/s/Mpcとすると、ほぼこの距離になるが、67.15km/s/Mpcにすると142億光年で、宇宙年齢を超えてしまう?;
Z keisan
単純計算はできず、補正要素があるだろう、後退速度は光速に近い;

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 宇宙・天体

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コメント

パーセクって

スミスのレンズマンでしか見たことがなかったです。本当に使われている単位だったとは。てっきりSFの世界だけかと…。
 でも読んだだけだと、どのぐらい離れているのか全然ピンと来ないものですね。

まこ #- | URL
2017/05/30 21:03 | edit

まこさま こんばんは、
コメントありがとうございます。

宇宙の距離なんて人間にはどこを見ても∞に思えますね;
でも、パーセクっていうと、いかにも宇宙的スケールだなと勝手に
イメージしています。

michael #xNtCea2Y | URL
2017/05/30 22:15 | edit

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