Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

Lute:タブラチュアについて  

一応、リュートのこと、書いているブログですが、よく引用するリュート譜(Tablature)はリュート弾きにしか馴染みがなく、意味不明で申し訳ないので、あらためて概略を書かせていただこうと思います。

タブラチュアは横線が弦を表し、線上にアルファベットで押える位置を示します、aは開放弦で、b,c(r),d,e・・と順に記号が決まっています。
(*ceと見間違いやすいので、代りにrを使うことが多いです、jiと間違えやすいので、とばしてkにします。)
各コースの開放弦と実音を対照すると以下のとおり、
tab01_20170626100228584.jpg
B lute tu02
①~⑥コースまではバロックlute調弦で譜例のとおり六本線上に書かれ、⑦コース以下は音階で下がっていく調弦で、基本的に開放弦のみ弾きます、よって線を引く必要はなく、下の線外に弦を示す記号があればいい、⑦~⑩コースまでは a~///a のように書きますが、それ以下は4、5、6、(つまり斜線の本数のみ)、数字で書きます。開放で弾く低音は曲の調に応じ、♭や♯に調弦を変えます。
以下は指板上の音を示した図と楽器を同じ向きに置いた写真です。
b lute fb
13c lute f b
指板上は図のように、同音が別の弦でも出せるところがあり、どの弦を使うか(どう運指を取るか)は迷うところですが、リュート作品は作曲者がそれも決めて書くことになります、どう運指をとるかで響き方が変わり、そこは作曲者の意図が反映しているので、変更せずタブラチュアどおりに弾くのが原則、というか鉄則に近いです^^;

参考:バッハBWV998のアレグロ、下のタブラチュアは現代書かれたもので原調の変ホ長調にしてある、タブラチュアの上に音価を示す旗が最小単位で記される。
bwv998 sc
bwv998 tab
赤囲いの音は⑦コースを押えるところ、⑧コースを押えるときは"/b"のように書きます。
PS.この曲の動画(Lute:今村泰典)
you tube: Prelude, fugue and allegro in E flat major BWV 998, III Allegro

五線譜じゃないのがリュートを入門し辛くしているかもしれませんが、馴れればとても助かる記譜法です、現代のギターでも「タブ譜」ってのが一部使われますが、同じことです。

ご覧いただき ありがとうございました。
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category: リュート

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コメント

こんにちは
休憩時間に見ていますが、これ大変面白いですね。
楽器の構造と結びついていて両方よくわかります。
まだ私には呪文のようにも見えますが、
きっとなれると直感的に動けるんでしょうね。

unagi #- | URL
2017/06/26 12:38 | edit

unagiさん こんにちは

PCのキーボードにいつの間にか馴れるのに近いかもしれません。
譜例に挙げたバッハの曲は2声だけでシンプルですが、リュートにとっては
かなり難しいです、(追記で動画をリンクしました)
この記譜法でいくらか救われるところもありそうですけどね;

michael #xNtCea2Y | URL
2017/06/26 14:23 | edit

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