Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

F.ブリュッヘンのハイドン90番  

90番は91、92番と合わせ、かつてパリ・セットを依頼したドーニ伯爵に献呈された作品で、パリのオケの編成を想定していますが、同時にエステルハージ・オケの規模でも演奏できるように書かれているそうです。トランペット&ティンパニを加えた版はパリ用ということですね。昨日のグッドマンの録音でスケール感の違いがわかります。
なお2本のホルンはハ調のアルト・ホルンとヘ調のホルンだそうで、アルト・ホルンは"ポスト・ホルン"を思わせる高域の響きが印象的です。
今日はF.ブリュッヘン、18世紀Oによる90番です。フィリップス1984年録音。
93番とのカップリングで、地味な取り合わせですが、そこに凄みを感じさせます。

bru hay 90

86番の新旧盤を聴いてもわかったように18世紀Oの録音は80年代のほうが、だんぜん覇気があって良かった、この90番もその頃なので期待がもてます。当然トランペット&ティンパニ、バリバリのほうで演奏します。
期待通り、第一楽章は堂々としたサウンドで始まります、主部はあまり急がず、がっちり痛快に響かせながら聴かせていきます。涼やかな響きと対比して、エネルギーの込めどころが、ツボを突いています^^後半もリピートしてたっぷり聴かせます。
第二楽章は長調の変奏と短調の変奏が交互にでてくる二重変奏曲となっています。変奏自体は原形を大きく変えないものですね。
メヌエットは速度指定なしですがブリュッヘンはゆっくりめで典雅な趣にし、トリオでテンポを早め、オーボエ・ソロを軽妙に聴かせます。
終楽章は速すぎない範囲で快速、覇気にあふれ、ブリュッヘンらしい快演です。
カップリングされている93番もまたいい、あらためて。
関連記事

category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/156-c391f527
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック