Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.83「雌鶏」  

世界初にハイドン交響曲全集を録音したアンタル・ドラティ指揮、フィルハーモニア・フンガリカだったが、当時は全集を買うのは諦め、抜粋で出たLPを購入して聴いた。あらためて「パリセット」を取り寄せて聴いたが、よく練られた演奏でorch.も上手い、録音はvnをしなやかに捉え、管楽器が明確、低音部も不足ない、心地よい音場感もあり好録音だ、丹念な全集製作のようで、のちに出たフィッシャー盤の上をいく完成度かもしれない。m
a d hay 83
アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
1971年 録音


まずはNo.83ト短調「雌鶏」から、
第一楽章 Allegro spiritoso 標準的なテンポで弦が爽快に響く、木管も味わいがある、始まりの動機はト短調の主和音を昇る間にC♯が入り、印象強い、
またvcがobbligatoとbassに分けられ、和声的効果をねらっているようだ。
sc 01b
第一主題は緊迫した開始だが変ロ長調に転じ、[20]から付点リズムが目立ち、
sc02_2017070809174653d.jpg
[33]からは動機の明るい変化型に思える、
sc03_20170708091900697.jpg
[45]から陽気な雌鶏風の第二主題がvnで弾かれ、
sc04_20170708091949c48.jpg
[52]からobソロが付点リズムで重なり、さらに雌鶏の声らしくなる、展開部はまず第一主題動機で引き付け、すぐ第二主題になり、再び第一主題で対位法的な妙技で引き付ける、No.80と同様にいつの間にか陽気な第二主題に主役を奪われて終る。
第二楽章 Andante 落ち着いた気品のある主題が味わい深い、pで引き付けたあとのffで驚く部分があるが、ドラティはあくまで清々しく響かせ耳心地よい。
メヌエット Allegrettoは'60~'70年代的でゆったり、典雅な表現だが、フィルハーモニア・フンガリカの価値あるサウンドで、じっくり聴くのもわるくない。
終楽章、ロンド風のソナタ、ドラティは速過ぎず堅実な演奏、やや大きめの編成による強弱で奥行きの深さが利く、弦の合間の木管ソロが心地よく浮かぶ。

you tube hay
you tube:交響曲No.83 g-moll「雌鶏」 A.ドラティ、フィルハーモニア・フンガリカ

ご覧いただき、ありがとうございました。
関連記事

category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/1566-539304dd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック

月別アーカイブ

FC2カウンター