Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

ヘンデル デッティンゲン・テ・デウム  

湿っぽい天気が続きます、せめて室内は晴れやかな気分に、ということで、今日はヘンデルのデッティンゲン・テ・デウムです。ヘンデルの魅力、と言えばまずこういう曲ですね。
第1曲"We praise Thee,O God"のイントロは2台のティンパニのD音とA音の2音だけによる旋律で始まります、明快そのもの。壮麗な合唱、バロック・トランペットの輝き、全てが圧巻です。こういう曲こそ、演奏の技量はもちろん、音場感いっぱいの録音も重要ですね。最近1枚加えた手持ち3枚の聴き比べです。いずれも古楽演奏。

he detti 02
①指揮Stephen Layton 合唱Trinity College,Cambridge 管弦楽AAM etc hyperion

he detti 03
②指揮Wolfgang Helbich 合唱Alsfelder Vokalensemble 管弦楽Concerto Polacco etc NAXOS

he detti 01
③指揮Simon Preston 合唱Choir of Westminster Abbey 管弦楽The English Concert etc ARCHIV

いずれも、演奏、録音ともに申し分ないレベルです。最も新しい①Layton盤(hyperion)は最新の録音らしく、鮮明でありながらウォームで落ち着いた響きです、トランペットも見事。この曲で独唱が指定されているのはbassだけのようですが、bass以外の独唱的パートは合唱団の斉唱によって歌われたり、独唱者を立てて歌ったりできるようで、そのへんの違いも面白いです。①ではカウンター・テナーとバスのみ独唱ありです。
②のHelbich盤(NAXOS)はもはや兼価レーベルではない、第一級の内容。録音も3枚のうちで最もナチュラルかもしれません。この演奏ではsoprano, alto, tenor, bass すべて独唱者を起用しています。
最後の③Preston盤(ARCHIV)、この演奏ではT.ピノックはオルガンを担当、総指揮はS.プレストンです。テンポは程よくゆったり目にとられ、M.レアードのトランペットは大らかさも聴かせるのがいい、ピノックが弾くこの会場のオルガンの美しい響きも聴きどころ、独唱はカウンター・テナー、テナー、バスを起用、ソプラノはWestminster Abbey合唱団のボーイ・ソプラノ群の斉唱で歌われます、技量十分でひじょうに美しい。ソプラノは2パートあり、この録音では左右に分かれて配置、弦の第一、第二vlも同様に配置して、ステレオ効果十分。
録音はアルヒーフらしいブリリアント・サウンドですが決して甲高くなく、滑らかな音質、各パートがくっきり聴こえる録り方です、それでいて音場感も見事に捕えています。いわゆるオーディオ的に上手くまとまっている。
総合的にみると一番古い録音(1984年)の③アルヒーフ盤が一歩抜きん出たゴージャスな出来栄えです。

参考動画:
Handel Dettingen Te Deum
たぶんこういう大編成を想定した作品だと思いますが、CDなど録音物になると必ずしも大編成有利とは限らないですね。
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category: G.F.ヘンデル

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