Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

ホグウッド:ハイドン交響曲「驚愕」(室内楽編)  

久しく聴いていなかった音盤は再掲しています。
うちに1曲だけある、ホグウッドらが演奏したハイドンの交響曲でザロモン編の室内楽版のLP、残念なのはカップリングされているのがモーツァルト:40番のorch.演奏で、B面も"ザロモンの室内楽編"が入っていれば本格的で良かったのだが;
弦楽四重奏にflとfpが加わった編成だが、orch.のスコアを見ながら聴くと、ザロモンの工夫がわかってくる、ザロモンはロンドンでの演奏会で演奏した人なので、原作の響きはよく知っていて、1本のflが木管の主要パートを巧みに渡り歩き、強奏部はfpとvcの響きでイメージを作る、奏者も自分は今、どの楽器の代役をしているのか、知っている必要もあるだろう。
hog hay 94bhog hay 94 04
ヨハン・ペーター・ザロモン編曲、室内楽版
ヤープ・シュレーダーほかエンシェント室内O.メンバー
クリストファー・ホグウッド:fp


交響曲No.94ト長調「驚愕」
録音は極めてクリアで心地よく、序奏が始まる、
第一楽章は簡潔な主題で、和音上の進行や音階パッセージだったり、細かな同音が続いたり、
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ひじょうに器楽的で、これに基づく緻密な書法は"交響楽"の醍醐味と言えるが、各パート、1人ずつの室内楽版により、明確に聴き取れ、orch.では聴けない良さが出てくる、fpはどこかのパートを受け持つことはせず、通奏低音であり、必要な響きを補うのが上手くいっている、ダイナミズムの量感不足も感じない。
第二楽章、ホグウッドのorch.版演奏より、ややゆっくりめのテンポを取る、これが"溜め"を置くことができ、ffの箇所などを十分イメージさせる。vcの重音奏法が十分な量感を作る。
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メヌエットも快活で、トリオを含め、ポリフォニックなところがあり、
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ここは室内楽向きに思えてくる、
終楽章、ここはorch.版と同じく快速なテンポにしている、推進力の醍醐味はあるが、ここではガツンとくるダイナミズムの"イメージ"が表現しきれない感がある、室内楽版に全て望むのは無理があるだろう;

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: F.J.ハイドン

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