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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

リュート譜 いろいろ  

リュート譜(タブラチュア)はルネサンス期までは愛好家人口も多く、活版印刷されて出ていた、アルファベットや音価の活字と、音がない所は"線の活字"を並べて印刷されていた、m
R Dow
ロバート・ダウランド曲集より
バロック期になると、プロ奏者や限られた愛好家の間で、もっぱら筆写して伝わり、たくさんの印刷物は必要なかったようだ、
saizenay_20170728081959e00.jpg
saizenay写本より
saizenayは当時の有名なリュート奏者の良い作品を集めた写本で貴重な一つ、
J Gallot
ジャック・ガロの曲集より
j bit
ヤコブ・ビュットナーの曲集より
J.ビュットナーの曲集は非常にきれいに書かれた例だ、いずれも曲の終りに"減衰波線"が大抵書かれている、

*そういえば、羽ペンを作って書いてみたことがある、
hane pen s
拡大画
ボールペンのように筆圧がかけられないので、丁寧に書く習慣がつく;

そして、バロックリュートで欠かせない作曲家、シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス、その作品の多くを占めるドレスデン手稿譜は、ヴァイスの活躍したドレスデンの図書館に保管されていた、これらは複数人の筆跡が混ざっていて、
weiss01.jpg
weiss02.jpg
weiss03.jpg
weiss04.jpg
①~④ S.L.ヴァイス、ドレスデン手稿譜より
ヴァイス自身の筆もあるかもしれない、書き方の流儀は様々で、一曲の最後には"減衰波線(または螺旋)"の印が付いたり、無かったり、組曲の終曲に"Fine"と書いてあったり、
この図書館は戦時中も空襲を免れ、消失せずに残ったのは幸運だった、バッハなら写しや出版譜があちこちにあっただろうが、ヴァイスはここがやられたらおしまいだった;

地味な譜面が続いたので、ちょっと絵画を(勝手にセリフを付けてみた^^)
Gerard_van_Honthorst_-_20170729152129045.jpg
Gerard van Honthorst 画
ヘラルト・ファン・ホントホルスト(1592-1656)は、バロック期オランダの画家、リュート奏者を描いた作品もけっこうある、燭光の室内をリアルに描いた作品が多い、
Original.jpg
Jesus3.jpg
上:オリジナル画、下:絵を再現した写真

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: Lute

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コメント

こんにちは

減衰波線を見ることができましたので思わず・・
オシロスコープみたいなのから、
ぐしゃぐしゃ・・というのまであるんですね。
ありがとうございました。

unagi #- | URL
2017/07/28 10:28 | edit

unagiさん こんばんは

波線のある部分をいくつか抜き出してみました、
自分でリュート譜書いたときも、思わず波線入れますね、
「やれやれ、やっと終わった」みたいな気分で^^

michael #xNtCea2Y | URL
2017/07/28 18:47 | edit

1曲目、フェラボスコのファンシー。
2曲目、ゴーティエのクーラント"Les Larmes de Boisset" 。

減衰曲線ではなく、魚や蝸牛、人の顔も書いてあったり(w

奇士 #nLnvUwLc | URL
2017/07/28 22:54 | edit

奇士さん こんばんは

バッハの「フーガの技法」は銅版印刷でしたっけ、
五線譜の終りに花の絵が描いてあったり、
飾り絵を付けるのがならわしですかね。

michael #xNtCea2Y | URL
2017/07/29 00:09 | edit

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