Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

銀河の形で中心BHを推定  

下図はハッブル分類と呼ばれ、銀河の様々な形をE.ハッブルが分類した図である。m
h g
S0は楕円銀河と渦巻き銀河の中間的なレンズ状銀河とされた。
銀河:NGC5866はS0型とされるが、真横から見ているので渦巻き銀河の可能性もある、
Ngc5866_hst.jpg
NGC5866(HST)
ソンブレロ銀河(M104)はS0/Saで、S0とSaの中間か、
M104 hst
M104(HST)
我々の天の川銀河は棒渦巻きで、SBaあたりだろうか、

さて、オーストラリア、スインバーン大学のBenjamin Davis氏、Alister Graham氏らは、銀河中心BHの質量と、渦巻銀河の渦状腕の巻き具合との関係を調べる研究を行ったそうだ。
BH_high_res_2017.jpg
銀河中心ブラックホール(想像図)
渦状腕の巻き具合と中心BHとの関係性は10年ほど前から知られていたが、Davis氏らが44個の銀河を詳しく解析したところ、予想以上に強い関係を見出した。中心のバルジが大きい銀河は腕がきつく巻き、Sa型である、逆にバルジが小さく腕がゆるく開いた銀河はSc、Sd型となる。
M81 HST
Galaxy_M81 2
おおぐま座の渦巻銀河M81、上は可視光(HST)、下は赤外線観測画像(Spitzer ST / Benjamin Davis)
【↑この赤外線画像は180°回転させてもまったく同じ画像になる、画像の上半分のコピーを逆さにして下にくっつけ、縦に伸びた比率になっている・・目的があってのことか?】
M81はSab型に分類され、バルジは大きいほうだ、中心BHの推定質量は太陽の6800万倍と見られる。イメージどおり、バルジの大きいSa型は中心のBHの質量は大きく、
「従来の質量推測方法に匹敵するほどの相関が見られる、銀河の画像を見るだけで、誰でもすぐに銀河中心ブラックホールの質量を見積もることができる」とのことだ。

銀河の形で中心BHの質量を推測してよいのなら、渦状腕すらない楕円銀河はさらに巨大な中心BHがあると考えてよいだろうか、
M87_20170801090236892.jpg
M87(HST)
M87は楕円銀河のE0型で中心には太陽の約30億倍質量の超大質量BHがあると見られ、ジェットが噴き出している、巨大なため、EHT計画のBH直接撮影の候補でもある。→過去記事

ところで、風変わりな銀河も数多くある、NGC4921は"貧血銀河"とも呼ばれ、
NGC4921_201708011052363c5.jpg
NGC4921(HST)
一応渦巻き構造を持ち、SB(rs)abと分類されるが、新たな恒星を生みだす塵やガスが殆どなく、後方の宇宙が透けて見えるクラゲのような銀河だ、こんな銀河は判定が難しいかも;
もしかしたら、前述のNGC5866のタイプを上から見た様子かもしれない?

ご覧いただき、ありがとうございました。
関連記事

category: 宇宙・天体

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/1590-5e1c67ba
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター