Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

A.ドラティ:ハイドン交響曲No.96「奇跡」  

今日はドラティの全集から、交響曲No.96ニ長調「奇跡」m
a d haydn
アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969~1972年 DECCA

you tube:Symphony No 96 D major 'Miracle', Antal Dorati/PH

第一楽章 Adagioの序奏はいつもどおり清々しい、主部Allegroはvn1が主題だが、内声が先行してポリフォニックに始まる、orch.はvn1,2が左右でない配置だが、対等によく聴こえ、
sc01_20170802081827e52.jpg
[39]からの交互掛け合いも明快で良い。
ドラティ&PHは清涼な響きだが軽薄ではなく、低音や内声が弱過ぎない充実した聴かせ方だ、あらためてカラヤン&BPOの録音を聴くと厚ぼったく聴き辛い;
第二楽章、三部形式で[26]からト短調となり、vn1から順にポリフォニックに重なるところ、
sc02_201708020819273ae.jpg
管も効果的に重なり、劇的でこの曲の大きな魅力である、ドラティは"縦方向"にもがっちり聴かせる。またソロ楽器の活躍もあるが、主張し過ぎず心地よい。
メヌエット、親しみやすいテーマだが、[3]のG音はランドン版の♮が自然で正しい、
sc hay 96
ランドン版がなかった頃はG♯に変更された楽譜が使われたようだが、後の時代の旋法趣味で変えられたようだ。20世紀半ば頃まで、そんな楽譜が多かった、あのギターのA.セゴビアもバロックや古典を演奏する際、時代の趣味に合わせて変えている、それが標準楽譜のようにギタリストの間に広まったようだ。
a se hay
参考:同メヌエットのギター編
you tube:Andres Segovia Minuet & Trio by J.Haydn
その後は原典に忠実な楽譜が出るようになった。
フリー楽譜でお馴染みのサイトにも結構古い出版譜が出ている。ハイドン交響曲に関しては全曲ランドン版が載せてあるので助かる。余談が入ったが;
終楽章 Vivace assai あまり急ぎ過ぎず、"縦"の構築感をじっくり聴かせて進める、ドラティらしい充実感だ。

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: F.J.ハイドン

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