Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

N.アーノンクール:ハイドン 交響曲No.93  

アーノンクールの「柔と剛」の対比を駆使した演奏、93番など、よく効いてくるようだ。m
特に弱奏における響きは"柔"より"爽"が相応しく思う、剛のところは心地よく鋭いが、重っくるしくない、pは極めて弱奏にされ、木管の弱奏ソロもくっきり聴かせる、バランスの細やかさ、周りが静かでないとこの演奏は観賞し辛い、
n a haydn sym
ニコラウス・アーノンクール指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウO.


交響曲No.93ニ長調
アーノンクールのレガートが、よくあるレガートとどう違うのか、よく聴いてみると、音符をただなだらかに繋ぐのではなく、音符1つずつに微妙な膨らみと減衰を付けて繋ぐようだ、
第一楽章、序奏部を聴いただけで引き付けられ、価値がある、[16]からvn1にはスタカート記号があるが、ここでさえ、下にイメージしたように奏でる、
sc01_20170809095408eb3.jpg
mosiki05.jpg
古楽奏法の運弓が反映していると思うが、音符の細かい部分は拍単位で同様、このような奏法が適所で音楽的にこなされ、味わい深い、主部も十分な弱奏で始め、fのトゥッティも程良い、
trp、hornが輝かしく効果を出す、展開部は対位法で書かれ、[127]からバス部がfで先行して入るところは立体感が効いている、
sc02_2017080909552095d.jpg
ここはスコアには欠落?しているが、くっきりスタカートを効かせる、
第二楽章、繰り返される主題に変奏要素を重ねる、室内楽のレベルで極めて弱奏に始まる、[17]からff、短調の付点リズムはフランス風序曲の影響と言われる、[23]から再びppに落とし、聴き手を集中させる、ソロ楽器の密やかさも聴きどころ、
メヌエットはキビキビ引き締めた感覚だが、[7]のアウフタクトに溜めを置くなど、リズム的な効果も楽しませる、
sc03_20170809095624524.jpg
トリオはtrpとtimpの鋭さ、弦の滑らかさの対比が良い。
アーノンクールは楽章の合間を長く取らず、次の楽章に入る、
終楽章も急がず、第一楽章で示したような充実感でまとめている。
全楽章、演奏時間としては普通だが、たっぷりと聴いた充足感がある。

参考としてNo.92 G Major"Oxford"のyou tube動画
n a hay 92
I. Adagio - Allegro spiritoso
II. Adagio cantabile
III.Menuetto: Allegretto
IV. Presto

ご覧いただき、ありがとうございました。
関連記事

category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/1598-0aec9cc2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック