Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

T.ファイのハイドン90番  

さて今日は、とっておき、トーマス・ファイ、ハイデルベルク響のハイドゥンsym 90番です。
カップリングされた92番については6月3日書いたところです。

fey 90

ハイデルベルク響はモダン・オケの中にブラスやティンパニは古楽器を取り入れ、ピッチはA=440Hzのモダン・ピッチ、T.ファイにとって最適の演奏機能のオケなんでしょうね。ちなみにブリュッヘンやクイケンのオケはA=430~435Hzくらいで、わずかにピッチが高いだけで音が明るく感じますね。

第一楽章主部は快速に始めますが、効果に応じてさらに加速したり、休符をリタルダンドして溜めをいれたり、また繰り返されるテーマでは木管に適宜装飾を入れ、ティンパニも連打を加えるなど、いわゆる装飾しながら炸裂します。展開部以後は反復しますが、二回目の終りでは、終楽章の前兆のようなパフォーマンスもあり、とにかくタダには聴かせません^^
第二楽章は修辞的と言いますか、なにか物語を語るような大きく間をとったデリケートな表現です。ここは師匠ゆずりでしょうか。短調の変奏もあまり力の入った響きにしないところがいいです。
メヌエットも比較的穏やかで、木管の装飾も良い感じ、しかし最後でティンパニが炸裂、どうも楽章の最後は油断できないようです^^
終楽章はふたたび活気に満ち、痛快に閉じます。全般に決して過激な演奏ではなく、ふさわしい刺激を伴った快演だと思います。厚ぼったく重い響きはありません。
録音は最新のものらしく、聴き心地のよい音質で弦楽が気体的に響き、各パートが明晰に聴こえます。

T.ファイは今までの録音ペースからして、全集の完成は期待できそうです。101~103番あたりどんな演奏を聴かせてくれるか待ち遠しいですが、じっくり構想を練った演奏を待ちたいです。
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category: F.J.ハイドン

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