Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

S.ラトルのハイドン 交響曲第90番:BPO盤  

思えばカラヤン、アバド時代以後、近年のBPOの録音というのはあまり手にしていませんでした。
今日はサイモン・ラトルの88~92番および105番の入ったBPO盤(EMI 2007年)から、ひとまず90番です。
アーノンクールやガーディナーによって見事に古楽演奏をこなしているRCOに対し、ラトルのBPOはどうなのか、というのも興味ありました。

rat hay 90

各地の名門オーケストラには新世代の聴衆もいれば、古くからの聴衆(姑達?)もいることでしょうね、両方を満足させるのは難しいかもしれません。アーノンクールの場合は「どこのオケだろうとオレ様の演奏をする」意思は微動だにしないでしょうが^^ラトルの場合はちょっと気配りもあるのかな?
BPOとの90番は基本的スタイルは過去のバーミンガム市響のときと大きな違いはないようです。BPOのサウンドはもちろんカラヤン時代とは違った清々しいものです、合奏の上手さときたら完璧、弦楽の質の揃った奏者による極めて整った響きですが、昔のK.リヒター盤を思い出す"銀の光沢"も感じさせ、爽快な中にも一本筋金の入ったコシを感じます。これがないと伝統のBPOの味わいを消しちゃうことにもなりそうです。
第一楽章は特にそのビシっと整った合奏が効いて魅力的で、木管のソロは満遍なくと言っていいほど装飾を聴かせます。クレッシェンド効果を効かせるために事前にぐっと音量を下げるコントロールがなされますが、ベートーヴェンほど長いフレーズじゃないので、短い時間での勝負です、それをBPOは完璧にやります。
メヌエットも軽快な表現がいいです、トリオの木管ソロがやはり楽しい。
終楽章は活気に満ちて申し分なし、古楽器仕様のティンパニも元気に鳴ります、なお終楽章はライブ・バージョンと録り直しバージョン?が続けて入っていて、普通に鑑賞したいときはライブ・バージョンを飛ばす必要があります(笑)
カップリングされた88番、89番、92番もちょっと聴きしたところラトルならではの良さがあるし、105番も楽しみですが、あらためて。
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category: F.J.ハイドン

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