Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.88(LP)  

88番はよく演奏されるが、各楽章均整がとれ、主題に華があるのが人気の要因だろうか。
今日はドラティのLP盤で残りとなる88番、「V字」という副題も懐かしいような;タスキを見ると「R.ランドンの権威ある校閲楽譜によるドラティの貴重な名演盤」と、どこか"通"向けのキャッチコピーだ^^m
a d hay88 lp
アンタル・ドラティ 指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969~1972年 DECCA


交響曲No.88ト長調
第一楽章 Adagio - Allegro
この楽章だけ、timpとtrpが用いられず、軽快な楽しさで統一されている、付点リズムの序奏からその雰囲気、主部はスタカート付きのauftaktで始まる2拍子(オレンジ線)で、
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楽譜を知らないと、4拍子(紫線)のように聴いてしまう;一度この聴き癖がついてしまうと、頭から離れない;;しかし[32]にくると、
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小節の頭にアクセントがあって、2拍子らしく聴こえる;
軽快ながら、ポリフォニックな書法で展開部は聴き応えがある、再現部の[180]からflが華を添えるのが心地よい、
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ドラティは適切なテンポで過不足なく、バランスのとれた演奏。
第二楽章 Largo
優美な主題による変奏、[41]から総奏のffとなるが、ドラティは程々の強さで爽快に響かせるのがひじょうに良い。変奏としても魅力的な楽章だ、
メヌエット Allegretto
いつも通り、力みのない上品なメヌエットで心地よい、timpの弱奏が余韻をもって聴こえる、
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こういう細やかな一味が良い、
トリオはドローンバスに乗った民謡風で趣きを変える。
終楽章 Allegro con spirito
この出だしはバス部のリズムでちゃんとauftaktに聴こえる^^
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ロンド風の主題は弱奏にfagを目立たせたバランス、テンポはまさに適切な快速で進む、[108]からの目まぐるしい対位法は圧巻、終結も華々しい傑作楽章、ここはドラティ、PHに任せておけば安心、というところだ。
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Symphony No 88 G major, Antal Dorati PH

ご覧いただき、ありがとうございました。
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