Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

J.M.クラウスSQ:J.M.クラウス 弦楽四重奏曲 op.1-4  

よくある、一般ウケする古典派音楽とは一味違う趣きをもった、ヨーゼフ・マルティン・クラウス(Joseph Martin Kraus 1756-1792)はドイツ出身、スウェーデン国王グスタフ3世のもとで王室付きの芸術家として活躍した。王に献呈された弦楽四重奏曲からは、王とクラウスのインテリジェンスの高い関係が伝わってくる、m
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グスタフ3世
フーガの技法で書かれた傑作もある、楽章の数も3つ、あるいは2つ、と定形にこだわらず、余計な楽章は割愛し、王が満足する内容に絞った、そんな作品群に思える。
その中の傑作op.1-4(VB184)を聴く、演奏は古楽器SQで、W.エールハルト率いる、その名もJ.M.クラウス四重奏団、
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ヨーゼフ・マルティン・クラウス四重奏団
レーベル:CAVALLI RECORDS
 


弦楽四重奏曲 ニ長調 op.1-4(VB184)
第一楽章 Allegro
主題は明確なタイプではなく、流麗に始まる、
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vn1とvcの間で印象的な掛け合いが目立つが4パートによるポリフォニックで調の移ろいもデリケートな書法、ソナタ形式だが各部の区分けを意識する必要ないような流れに聴こえる。
また、このパターンはクラウスがよく用い、スマートな歩調だ、
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第二楽章 Larghetto
ニ短調の悲痛な面持の主題で書かれた変奏形式だが、
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"変奏の楽しみ"は二の次で、あくまで音楽の内面に引き込んでいく、中間部で長調となり、始めのテーマに戻る、
終楽章 Allegro molto
クラウスならではの才気が効いた傑作楽章に思う、fで始まる主題は切り立ったリズム、これが全体に緊張を与えながら、[7]からのpのデリケートな要素が交錯するが、
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僅かな緩和を入れて引き付けていく、展開部では一段と緊迫、北欧の宮廷でスペイン風?にも聴こえる熱情的な曲が演奏されたのだろうか、こんなのはハイドンも書いていない、J.M.クラウスSQは切れ味よく曲の持つ躍動感を目一杯に聴かせる。
kraus you tube
tou tube:J.M.Kraus String Quartet Op.1-4 in D major(VB 184)
1. Allegro (0:00)
2. Larghetto (5:48)
3. Allegro molto (13:49)


ご覧いただき、ありがとうございました。
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