Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

ヘルムホルツ共鳴  

胴体中の空気の共振周波数を変化させる原理で、低音を増強するのにも使われるのが「ヘルムホルツ共鳴」である、フルートなど管楽器の音程作りもこの原理だが、空気を囲った胴体の一部に開口を持つ弦楽器もすべてこれが働く。

①ギター用の「トルナボス」の場合、ダクトに囲われた部分の空気質量が抵抗となり、空気の共振周波数が下がり、低音を増強する。
guitarajahs.jpg
トルナボスを施したギター
*要は空気の素早い出入りを妨げてやれば同様の効果があるので、ほかに
②響孔を小さくして、抵抗を作る、
③響孔の前近くに遮蔽板を置いて抵抗を作る、
005_201709110925172dd.jpg
といった方法がある、はギターやリュートでは邪魔になってしまう;

このリュートは響孔が大きめで、開放的によく鳴るが、低音は⑩コースのD音(69.24Hz)に空気共振のピークがある、
11c a
⑪コースのC音(61.69Hz)になると空気共振の後押しが足りない音になるようだ、試しに、上図③の方法になるが、左手のひらを遮蔽板として近づけて弾くと、⑪コースC音が増強されることがわかった。
リュートにトルナボスは使えないので;なにか施すとしたら、上図②の方法で響孔を狭める板でもあてがうしかなさそうだ、
11c rose004b_201709111728558a9.jpg
必ずしも円形に絞る必要もないので、右図の要領でもよいだろう。

もう1つのリュートは⑪コースC音がよく鳴る、響孔は小さめで、元々、上図②の効果があるのかもしれない。(リュートの場合、透かし彫りの隙間が開口面積)
11c b
しかし、トルナボスなど、策を施すと、ほかの音程で鳴り難いところが発生して、痛し痒しになりそう、なにもしないのが結局良いのかも;

ご覧いただき、ありがとうございました。
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