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C.ホグウッド:アルビノーニ 協奏曲集op.9  

久方ぶりで、バロックの作品を聴いた。
ヴェネツィアで活躍したトマゾ・アルビノーニ(1671-1751)といえば、当時はJ.S.バッハにも大きな影響を与え、近年でいう「バロック」の象徴的な作風で親しまれやすい。
とは言ってもよく演奏されるのはお馴染みのオーボエ協奏曲d-moll op9-2くらいだった。
マルチェッロなども含め、一頃は「ネオ・バロック」とも呼ばれる現代のムード・ミュージックの元になったタイプだろう、例の「アルビノーニのアダージョ」とやらもそうした一つで、"偽作"と言える代物ですらない;
C.ホグウッドとvnのA.マンゼ、obのF.de.ブリュイヌら優れたソリストらで聴いて、ようやくアルビノーニの真価が味わえる。
c h alb
アンドルー・マンゼ(vn) 
フランク・ドゥ・ブリュイヌ(ob1)
アルフレッド・ベルナルディーニ(ob2)
クリストファー・ホグウッド指揮 エンシェント室内管弦楽団
録音1994年、1997年

幸い作品9の全12曲がyou tubeにも挙がっている、もちろん、好録音なのでCDをシステムでじっくり聴くのがいい^^
c h alb 02
you tube:Albinoni:Concertos Op.9/C.Hogwood,Academy of Ancient Music
<もっと見る>をクリックすると1曲ずつ聴けるが、有名なオーボエ協奏曲d-mollは2曲目に入っている、
sc01_2017092009522295f.jpg
ブリュイヌのバロックobがじつに達演で、反復部分での装飾が見事、第二楽章はじつに魅力だが、こうした優れた演奏はモダン楽器でも大いに可能なはずだ。
4曲目のvnがソロになる協奏曲 イ長調 Op.9-4は第二楽章のコレッリ風の美しさとフーガを用いた終楽章が魅力、
また2つのobがソロの曲が4つあるが、特に終楽章がバッハのBWV1060など、2つのソロ楽器のための協奏曲を彷彿させる、バッハの旋律美もイタリア作品に学び、ちょっとドイツ訛りなところが味かもしれない^^
sc bach
バッハ:vn&obの為の協奏曲BWV1060r (終楽章)
アルビノーニは旋律美が際立つ曲もあるが、テレマンにも似た、活気に満ちた器楽的なテーマで緻密に聴かせる要素も多分にある、ホグウッドらの演奏でそこは十分楽しめる。

'60年代頃、イ・ムジチ等に代表されるバロック・ブームの演奏法でも旋律美をもった作品なら抜き出して聴かせられただろうが、これら全部を演奏してもつまらないだろう。
PS.最新のイ・ムジチは何処へ向かおうとしているのか?「"ロック感覚"のバロック」とかリーダーが言ってた記憶だが、少なくともヴィヴァルディの「四季」は一度聴けばもういい;

ご覧いただき、ありがとうございました。
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