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中性子星合体による重力波  

初めての重力波観測の功績にノーベル物理学賞が贈られたところだが、また初の貴重な観測結果が発表された。
これまでに観測された重力波はブラックホール同士の合体によるものだったが、今度は中性子星同士の合体によるもので、観測されたのは8月17日、米のLIGOと欧州のVirgo(ともに重力波研究所)が捉えたそうだ、
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you tube:「中性子星」合体の現象 重力波で初観測(NHK)
発表されたのは10月16日、うみへび座の方向1億3000万光年の距離で起きた、2つの中性子星は太陽質量の1.1倍と1.6倍と見積もられ、互いに高速で廻り合った末、壊れながら合体したとみられる。
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重力波とガンマ線バースト:想像図(資料:米カリフォルニア州立ソノマ大学)
8月17日の観測通報で、国際チームが各種の追観測を行った、日本の重力波追跡観測チーム「J-GEM」はすばる望遠鏡などを用い、重力波天体の出す光の初観測に成功した(重力波の伝播は光速と同じ)、重力波天体は「GW 170817」と名付けられている。
爆発の規模はキロノヴァ級で、鉄より重い元素を合成するrプロセスを伴うキロノヴァ放射の理論予測と一致したそうだ、(キロノヴァ:高密度の天体が融合する際に起こる大規模な爆発現象で超新星と比べると10分の1から100分の1程度の明るさ)
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GW 170817の光による観測、8月18-19日は可視光が強く、24-25日は赤外線が強くなった(国立天文台)
J-GEMでは赤外線の変化などから、中性子星合体で、金、プラチナ、レアアースなどの重元素が作られたと推定、今回もこれまでの理論予測が実際の観測で確かめられたことになる。

先日のIa型超新星もそうだが、宇宙のどの方角で起きるかわからない天体現象を重力波、あるいは高性能広視野カメラ等でいち早く検知し、国際チームが各種の追観測を行う体制を作った成果でもある、発見ラッシュが続きそうな予感。

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