Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

T.ファイ ハイドン 交響曲第96番  

今日はT.ファイのハイドン96番です。ハイドンの中でも聴き馴染んだ名曲で、アーノンクールもじつに良かったですが、それだけにT.ファイの手腕にも一段と期待してしまいます。
やはり金管やティンパニのびしっとくる刺激は曲を引き絞めますが、後を引かず大味にはならないですね。

fey hay 96

録音は各パートの音が克明に聴こえる直接音主体の音ですが、序奏からじつに心地よい響き、第一、第二vlを左右に配置して、対等な掛け合いが聴けます。従来の録音法や、コンサートホールの聴衆席までは聴こえてこなかったティンパニのピアニッシモをハイドンは仕込んでいるんですね。
第一楽章は94番と同様、提示部から緊密な構成が見事で一言では言えない聴きごたえがあります。またノンヴィブラートの音は和音、不協和音を鮮やかにします。楽譜に指定はないでしょうが、第一vlをソロにしている部分が美しい、金管、ティンパニも後半では適切な変奏が効果的。
また第二楽章が圧巻、特に短調に移ってからは第一楽章顔負けの壮大な演奏となっています。これも他に例がない気づかなかった魅力。
メヌエットも力を込めすぎず、聴き心地よいです、トリオのオーボエ・ソロの装飾演奏が見事でバックの弦楽が涼やか。
終楽章はやや跳躍的で小刻みな主題が使われ、これが1拍ずつ遅れて他の声部が弾くと面白い効果が出ます。弦が折り目正しく弾き進める中、ティンパニ、金管が思い切りよく打音を加え、痛快に終わります。全体に刺激的と言う言葉よりも美しいと言うのが先に立ちます。
これも96番のとびきりの名演として、聴かなきゃ損と言えるでしょう、もしCDを数枚残してあとは捨てなきゃならないという事態となったら?T.ファイ盤は残したいですね^^
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category: F.J.ハイドン

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