FC2ブログ

Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

W.サヴァリッシュ:ブラームス 交響曲No.4(終楽章)  

昔、クラシックに親しみ始めた頃はブラームスなんてまだ後回しだった;交響曲では初めに馴染んだのは第3番だったが、4番は憂い、奮起、安息、が交錯するようでやたら渋いと思った。

終楽章のパッサカリアはソナタ形式的のようなまとまりがなく、取り留めなく進むようで戸惑った;今ではすごく好きな楽章だが、(バロックのパッサカリア、シャコンヌはリュート曲にも多くあり、同じ和声の繰り返しが魅力となった、)この終楽章はバッハのBWV582あたりと同じような吸引力があり、さらに大きな起伏をもって聴かせる、
bra sym 4 04a
冒頭部
長い変奏に変わりはないが、大きく見ればソナタ形式的な区分けも持つ、[77]から穏やかな中間部となり、[105]からはホ長調となる、[129]からホ短調の冒頭に戻り、ここが展開部に当るとも言える。人生はドラマみたいに上手い起承転結はない、次々と試練がやってきて、解決も勝利宣言もないが、力は尽くした、みたいな終わり方・・と勝手に感じている^^;
終止にフェルマータはない。

そこで、サヴァリッシュの演奏、
sawa br sym4a
ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮
ロンドン・フィルハーモニックO
1989年録音、原盤EMI

終楽章は標準的な感覚で端正に始まる、しかし弦にどこか尋常でない熱気も感じる、瞑想的な変奏を通り抜け、再び[129]で冒頭部分が戻るが、ぐっとテンポを落とし、[133]ff、[136]sfと二段構えに圧倒して轟く、
br sym 4 04b
ここは速くして演奏する例があるが、ゆっくりなのが効いて量感を増幅、乱暴にはならず、以降はサヴァリッシュの演奏として予想できなかった凄味で迫ってくる、押しては引く効果を使い、エネルギッシュに終結する、
精緻な中に気迫のこもったこの演奏は自分にはベスト盤だ。
sawa br sym4b
you tube:J.Brahms, Symphony Nr.4,e-minor, Op.98, W.Sawallisch

ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村
関連記事

category: ブラームス

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/1686-2eb6a6c0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック