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ヘンデル:パープ協奏曲の魅力 ≪追記あり≫  

演奏する姿が絵になる楽器は、まずフルート(横笛)かな、構えたポーズが絵になる、ヴァイオリンの立奏はその動きが良い、ピアノは忙しそうにお仕事している感じ、大オルガンなどコックピットで操縦しているイメージ;リュートやギターは、と言うと奏者しだいかな^^;
一番優雅なのはハープだろうか、中空に弦があり、両手の繊細な動きがよく見える。m

バロック期のパープ協奏曲は他にもあっただろうが、ヘンデルの変ロ長調HWV294しか知らない、しかし魅力的な名作だ、オルガン協奏曲としても演奏されるが、技法から見て、元はハープに違いない、ヘンデルでは珍しく、急-緩-急、3楽章のソロ・コンチェルト。

手持ちの盤ではまず、ウルスラ・ホリガーのharpによるピノック盤が良い、
handel harp con pinnock
ウルスラ・ホリガー:harp
トレヴァー・ピノック指揮、イングリッシュ・コンサート

第一楽章は落ち着いたテンポで細やかさを聴かせ、vnパートにリコーダーを重ねた柔らかなトゥッティも心地よい、第二楽章が魅力で、ト短調で書かれ、パープならではの憂い、幽玄、気品に満ちたソロを聴かせる、ヘンデル取って置きの美質も聴けるようだ。終楽章は明るく軽やか、心地よく流れ、トゥッティも涼やかに支える。

もう1枚、好きなのが、R.グッドマン指揮によるオルガン協奏曲集に入ったパープ協奏曲だ、グッドマンはこの曲だけ、オルガンじゃなく、ハープで録音している(さすがv)
handel harp con goodman
フランシス・ケリー:harp
ロイ・グッドマン指揮、ブランデンブルク・コンソート

興味深いのはharpソロに通奏低音のアーチluteが常に寄り添っているところ、トゥッティが沈黙し、harpソロだけの部分が多いが、そこでもアーチluteはバスパートを共に弾き、和音を補助している、それぞれの楽器は実物大のように録音されていて、小型のSPでは聴き辛い、
第一楽章の後半で、
handel harp sc01b
[51]から徐々に音階を上がり、[53]からを極めてppにして引き付ける、これは音量の少ない撥弦楽器の戦略だ^^聴きどころの第二楽章も撥弦楽器2つの二重協奏曲かのように響く、センス良くまとめるが、こういうポツポツ鳴る撥弦楽器がレガートな緩抒楽章を聴かせるのは、拍節の伸縮に乗った絶妙のタイミングを要し、ある意味緊迫感がでる。

参考動画
handel harp you tube
you tube:G.F. Handel: Harp Concerto - Sarah Ridy - Barrocade
動画にもアーチluteがあるが、ここではトゥッティ部分のみ弾いている。

追記:ヘンデルの協奏曲で使われたハープは、トリプルハープ(今日で言うバロックハープ)と呼び、17世紀に広く普及した。現代のパープと違い、ペダルが存在しない、弦が3列の並びに張られ、両脇がピアノの白鍵に当るディアトニック、真ん中の列が黒鍵の並びになっている、よって弦数は100本程になり、現代パープの約2倍、ただし1本あたりのテンションは低く、細い弦が張られる、当然、技法も変わってくるだろう。
strings1.jpgstrings2.jpg
また、ハープ協奏曲はヘンデルの作品が史上初とされる。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: G.F.ヘンデル

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コメント

ハープ

こんばんは
youtube聴きました。いいですね。
ロマン派のオーケストラにいるハープとはまた違った音色ですね。
竪琴という言葉のイメージにあってるなと思いました。

unagi #- | URL
2017/11/09 18:36 | edit

unagiさん こんばんは

追記で書きましたが、調べてみるとバロック期のハープはペダルがなく、
一見簡素に見えて、じつは随分難しそうな楽器のようです;
弦は細く、緩いそうですが。

michael #xNtCea2Y | URL
2017/11/09 21:31 | edit

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