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Michael: Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

ブリュッヘンのモーツァルト 交響曲第39番  

先般のアーノンクール、RCOの39番を聴いたあと、ちゃんと聴きごたえのする演奏となると、ブリュッヘン、18世紀Oですね。こちらも"歌うシンフォニー"などというヤワなイメージじゃない快演で、カラヤンの分厚いBPOよりも物量感を感じます。1988年ライヴ、録音も絶好調です。

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第一楽章、序奏は付点をぐっと伸ばして切れ味よく、主部は快速なテンポをとり、第一vlやホルンによるレガートな主題が始まり、トゥッティに入ったパンチは期待どおり、内声によるリズムを一際くっきりと刻ませます。旋律の素早いところも、より小回り感とリズムを強調します。快調に進む横のラインと同時に縦のラインががっちりしている。この楽章の魅力でもありますね。
第二楽章は中間の短調に入って内声部も表出し、構成感を十分聴かせます。
メヌエットは木管の刻むリズムを短く、くっきり快活に、これがいいです、同じフレーズを繰り返すところで、1回目の終わりは強く、2回目の終わりは穏やかに、という対比で上品にまとめます。トリオは柔らかな表情にして、再び快活なメヌエットに戻ります。
終楽章は急がないテンポで、しっかり足固めをするように進めます。付点があって素早く終わるフレーズも全奏とティンパニがきっちり一体に揃う響きは心地よいです。また意外なところ、アウフタクトにあたるところでティンパニが強打しますが、これが的を得ているんですね。ブリュッヘンのウェイトの持たせ方というのにはハマります。フォルテで終わるべきフレーズも最後を幾分弱め、武骨になりがちな表現を上品に和らげます。「ジュピター」に引けを取らない、がっちり引き締まった終楽章です。
この盤の終わりに「フィガロの結婚」序曲が入っていますが、落ち着いたテンポでこんな"がっちり引き締まったフィガロ"はほかに記憶ありません^^これまた名演。
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category: W.A.モーツァルト

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