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「運命」:D.グラモフォンの名録LP 【独断】  

独断・無責任シリーズです;m

ドイツ・グラモフォンらしい魅力を湛えたLP盤は1960年前後にベルリン・イエス・キリスト教会で録音されたものに多い、DECCAのようなクリア・サウンドではないが、肉厚で生っぽい響きは味わい深く飽きることがない、現在もプレーヤーやカートリッジだけはクウォリティの高い製品が出続けているので、LP盤は昔より充実して楽しめる。
今日はD.Gの代表盤として、フリッチャイとカラヤンの「運命」、orch.はともにBPO、を聴き比べ、両盤ともA、B面に分けてのカッティングだ。

ベートーヴェン交響曲No.5ハ短調「運命」
f f be sym5a
f f be sym5bf f be sym5c
*同じ録音だが、右はレーベルがリニューアルしたもの
フェレンツ・フリッチャイ指揮
ベルリン・フィルハーモニーO.
1961年録音 ヘリオドール(D.G原盤)

you tube:Ferenc Fricsay Beethoven 5th Symphony
フリッチャイは第一楽章から、かなりゆっくりなのに誰もが驚くだろう、D.Gの厚い響きで力感は十分だが、ひじょうにしなやかな弦楽が味わい深く、木管、金管も丁寧に聴かせる、テンポはじりじりと迫る、変えられない運命を受け入れるような壮絶さ、といえるかもしれない。
続く楽章もゆっくりめにしみじみと引き込む、
スケルツォ楽章のチェロとコントラバスが弾くここ、
sc001_20171119105837d6a.jpg
このコントラバスの深々とした響きはめったに聴けない、大抵はチェロが主体に聴こえる、まさに「ステレオを聴く」というゴージャスな気分だ。スケルツォ楽章終りの弱奏は極めてppで引き付け、終楽章へ移るが、
sc be sym5 04
フリッチャイはcresc.とrit.により一際溜めを付けてAllegroに入る、終楽章は決して豪奏ではないが、金管の輝きが鮮やか。

さて、カラヤンの方も同じくLP盤の両面に分けて入っているが、余裕たっぷりのカッティングでSN比の高い、贅沢なサウンドを楽しめる、
h k be sym5ah k be sym5b
ヘルベルト・フォン・カラヤン:指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
1963年録音 D.G(英国盤)

you tube:Beethoven - Symphony No. 5 in C minor, op. 67
快速な演奏でフリッチャイのような壮絶感はないが推進力で迫るのもわるくない、こちらのスケルツォ楽章たるや、BPOのコントラバス群団が左チャンネルまで埋め尽くすほど圧倒する!総合的にカラヤンの後の新盤より、これが一番に思うv

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: ベートーヴェン

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コメント

フリッチャイの運命

普通A面に運命、B面に未完成が多いこのタイプ。
フリッチャイの演奏は遅く、A面には1楽章と2楽章。
B面に3と4楽章が連続、そしてエグモント。
私が所有する5番のレコードの中、これが一番好きです。
古い録音ですが、音も良いですし、これからも大事に聴いていたいレコードですね。

MK #- | URL
2017/11/19 11:32 | edit

MKさん こんにちは

グラモフォンは'50年代終わりから'60年代中頃までの録音に素晴らしい
ものが多い気がします、
針を下ろした後の充実感は今も変わりませんね。
定期的な儀式のように聴いています。

michael #xNtCea2Y | URL
2017/11/19 13:20 | edit

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