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"バロックtrp"による Brandenburg Con No.2  

ラッパ類なんて誰が考え付いたのか、喉の奥の声帯と同じことをマウスピースに当てた唇にやらせようという難しそうな楽器だが、その輝かしい響きには比類がない;バロック期には楽器奏者の中でもtrpの名手は一番地位が高かったと聞く。
バロック・トランペットとは、何の仕掛けもないナチュラル管で、このように右手で持ち、左手は腰に当てる、という構えが正しいらしい、m
b trp01b trp03

しかし、現代の聴衆は常に正確な音程で当たり前、という耳を持っている。
現代、バロックtrpとして使われる楽器は大抵、trp奏者のマイケル・レアードが考案した、管の途中に補正孔(vent hole)が施され、これを開閉して音程を補正するものだそうだ。
naumann-trumpet1_20171126014632623.jpg
ナチュラル管的な音を損なわないので、古楽器として受け入れられている、現代のコンサートでは完全に昔のままの楽器を用いるのは難しく、他の楽器にも同様な面があり、リュート属もピッチの安定する現代素材の弦を使うのが殆どだろう、バロック楽器の性質を損なわない変更なら、問題はないと思う。
この補正孔付きバロックtrpで演奏したブランデンブルクcon No.2(BWV1047)は今や多くの録音があるが、手元にある盤では、ニクラス・エクルンドやウィリアム・ワースの演奏が見事で、その純度の高い音は機構の付いたtrpにはない魅力だ。
bwv1047 n ebwv1047 w w
左:エクルンド、右:ワース盤

参考動画:J.E.ガーディナー指揮のブランデンブルクcon No.2、
you tube:BBC Proms 2010 - Bach Day 6 - Brandenburg Concerto No. 2

ただし、S.クイケンだけは妥協せず歴史に拘り、ブランデンブルクconの1回目の録音(DHM)ではナチュラルホルンを用い、2回目の録音(ACCENT)で、真正なナチュラルtrpを演奏できる ジャン-フランソワ・マドゥーフを起用している、
s k bwv1047
trp:ジャン-フランソワ・マドゥーフ
シギスヴァルト・クイケン指揮、ラ・プティット・バンド

動画にはマドゥーフが吹く第2番の終楽章が挙がっていた、歴史的構えである^^v
b trp05
bwv1047 s k
you tube:Bach 2nd brandenburg Kuijken La Petite Bande Osaka

バッハの時代、ゴットフリート・ライヒェのような超名人がいて、BWV1047もこうした奏者のために書かれたのだろう。
fig1931.jpg
ゴットフリート・ライヒェ(1667-1734)

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: J.S.バッハ

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