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Michael: Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

クイケンのハイドン90番  

ハイドンの90番も何枚か取り上げましたが、クイケン盤でひとまず?きりとします。
パリ・セットに続く88~92番の録音で1989年及び1991年、オケは手兵のラ・プティット・バンドにかわります。録音レンジが低めですが、鮮明で帯域バランスは良く、ちょっとボリュームを上げれば見事なステレオ展開と量感をもって聴けます。会場の違いか、やや残響は長く石質な反射音ですが、これなりに良い音響に思います。

kui hay90

第一楽章は序奏はゆっくり、ここでご自慢の弦の涼やかな響きを聴かせます、主部は快速になり、弦は巧みな弓さばきで小回りよく、ティンパニを伴ったダイナミズムもスパっと歯切れよく、快活に進めていきます。このへんはブリュッヘン、18世紀Oの物量感の魅力と異なるところですが、適切にドスの効いた響きを聴かせるのは同じですかね。
第二楽章ではまた全員が名演奏家の腕前のような、弦の透明な美しさ、表情豊かさをたっぷり味わえます。T.ファイやS.ラトル盤のような装飾演奏こそないですが、トラベルソのソロが味わい深いです。
メヌエットも弦のボウイングの味を聴かせ、気品と活気のある演奏です。
終楽章、快活で小気味よく進めるなか、ホルンが透明で朗々と鳴るのが印象的です。展開部もぐいぐい押してくる充実感があります。
全般に言えるのは弦楽の美しさ、バロック・ヴァイオリンの一人者、S.クイケンらしい拘りが聴こえてくるようです。

90番もすっかり刷り込まれ、第一楽章のテーマが頭から離れません^^86番同様の傑作で飽きることはありません。これまでの盤を順に聴き返してみるだけでも楽しみが持てそうです。
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category: F.J.ハイドン

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