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ハイドン「オックスフォード」のベスト盤【独断】  

交響曲No.92 ト長調「オックスフォード」はよく演奏されるだけに、聴くに当っては、いろいろ注文したいことが出てくる;m
第一楽章主部は属七でさりげなく入り、[25]の跳躍ががっちり力感を持つ、展開部のポリフォニックな充実と[115]からの転調は引き付けるが、[25]の跳躍を和音上昇に変えたのが、より引き付ける感じ、
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hay sym92 sc
第二楽章では押しつけがましいカンタービレに嫌気がさす演奏もあるが、ここに挙げるのは、程良く節目が入り、すっきりしている。中間部のffでニ短調となるところ、鋭いのはよいが、あまり重い響きは聴きたくない。メヌエットもあまりずっしり来ないほうが良い、K.ベームなどはゴツゴツ感がちょっと聴き辛い、そこで深く考えず4枚を選んだ;

コリン・デイヴィス指揮、RCOの演奏を初めて聴いた時には、これ以外の音盤は聴きたいと思わなかった、それほど、C.デイヴィスは手堅く、余計な要素がなく、フィリップスのバランスの取れた録音で、整い切った1枚だった、
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コリン・デイヴィス指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウO

次にトーマス・ファイ盤、「これは"飛び道具"だ!?」と言えそうな快演で、T.ファイ、一番の出来ではないかと思うほど、
t fey hay92
トーマス・ファイ指揮、ハイデルベルク交響楽団
全楽章、覇気に満ちていて、急楽章は速いながらがっちり決め、timpの即興性が効果的、第二楽章は清々しさと鋭さで聴かせる。

サイモン・ラトルもまた新感覚で「オックスフォード」の味わいどころを緻密に聴かせる、快活で強弱表現がじつに巧妙、弱音を用い奥行きを付ける、timpは古楽器を使う。
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サイモン・ラトル指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
第一楽章、[115]でぐっとpに落とし、じりじりとcresc.するのが効果的、第二楽章はラトルとしてはやや新鮮味に欠けるか?ほかは申し分ない。EMIの録音は明確で聴き易いが、会場(ベルリン,フィルハーモニー)の響きに面白みがないのが惜しい。

最後に古い方へ溯るが、A.ドラティ盤がなかなか良い、よく整いながら、弦のしなやかさも聴かせる、LPで聴いたがDECCAの録音は奥行きを感じる良いサウンドで、各パートもくっきり、
a d hay92
アンタル・ドラティ指揮、フィルハーモニア・フンガリカ
第二楽章のカンタービレが程良い表現で心得た感じ、中間部ffも耳心地良くまとめる、メヌエットはゆっくりめだが丸みをもち上品、終楽章はちょうどよい快速で緻密に聴ける、
hornが低音楽器として使われることが多いが、[267]から、fagから受け継いだようなパートを吹く、ドラティ盤で初めて気付いた;
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a d hay you tube
you tube:Symphony No 92 G major 'Oxford', Antal Dorati P H

ご覧いただき、ありがとうございました。
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