FC2ブログ

Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

球状星団と散開星団  

小学生の頃から天文の本はよく読みあさった、まだHSTが捉えたような鮮明な写真はなく、当時最大の望遠鏡でも映し出せる最も遠い銀河は50億光年が限界だった。

不思議に思ったのは球状星団散開星団である、特徴は球状星団が年老いた星ばかりが球状に集まっていて、銀河を囲む球状領域(ハロ)を衛星のように周回している、一方散開星団は銀河の星間物質が豊富な場所にあり、星の密集度は低く、若い星が多い、なぜこうした2種類に分かれるのか、昔は明確な解説もなかったような?今はおよその定説がまとまってきている。

散開星団は周囲をガスや塵の星雲に囲まれている場合が多い、星の生れる場所で、青く若い星が多いのもわかる、しかし星の密集度からして、互いの重力で集団を保つことができず、星同士の接近があってもスィングバイを起こし、いずれ散逸していく、太陽もこうした散開星団の1つとして生れたと考えられる。
Westerlund2_201711300053567ba.jpg
散開星団:Westerlund 2 りゅうこつ座約2万光年、赤い星々は生れたばかりで、ガスと塵に覆われている
NASAが立体的に表現した動画:you tube:Flight to Star Cluster Westerlund 2
*この動画は視点が光速を越えて移動していることになり、こんな遊覧飛行ができるのはバーチャルの世界のみである、

初期宇宙では今よりも銀河の合体が頻繁で、そのたびに星間ガスの圧縮がおこり、高密度で大規模な分子雲が作られ、一斉に多数の星が生まれた、その内、大質量星は早く寿命を迎え、消えていったが太陽質量以下の高齢の星だけが球状の集団を保っている、小さな球状星団というのが存在しないのは、重力で集団を保つ最低限の全体質量を持ったものしか残れないからだ、宇宙進化の化石とも言える。
NGC 5139
球状星団 NGC5139(ケンタウルス座)はω星団とも呼ばれ天の川銀河で最も大きい

M4.jpg
球状星団 M4(さそり座)は規模の小さいもの

現在の宇宙では個々の銀河の中で散開星団として新しい星は生れているが、球状星団ができそうな場所は少ない、合体中の銀河の中に高密度の分子雲が1つ見つかり、現在では数少ない球状星団の卵と見られている。
bakutiku_20171130005730df2.jpg
触角銀河 からす座6800万光年 HST、アルマ望遠鏡

大小マゼラン雲は星間物質が豊富と知られ、大質量星を含む大規模な星団も多い、若い球状星団などと言われるものもあるが、密集度の高い散開星団とも言えそうだ、この先集団を保てるのか?全体質量しだいだろう。
R136_201711300058179b0.jpg
R136(大マゼラン雲内)散開星団だが球状星団になる可能性もあるという、
明るく見えるのは大質量星で寿命が短い


ご覧いただき、ありがとうございました。
関連記事

category: 宇宙・天体

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/1712-774363f1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック