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クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

G線上じゃないアリア  

ご存じのとおり、「G線上の・・」とはバッハの管弦楽組曲No.3ニ長調(BWV1068)のアリアを19世紀のヴァイオリニスト、アウグスト・ウィルヘルミがvnとpfのために編曲、ハ長調にしてG線のみで弾くようにしたもので、それ以来、通称となっている。
原曲に弦の指定はなく、跳躍のあるバスの上で、vn1とvn2の掛合いと和声の響きが魅了する、
BWV1068.jpg
G線だけで弾いて、何か良くなるとも思えないが、現在でもご丁寧にウィルヘルミ編が弾かれるようだ、バックがorch.でも・・
you tube:Air On The G String, J. S. Bach - Anastasiya Petryshak

さて、このアリアの真に美しい演奏はどんなものか、いろいろ探ってみた、古いところで、カール・リヒター盤、同時期のバロック演奏家達とは一線を引いたような存在感で、ミュンヘン・バッハOの緻密な合奏はひと味、上質に感じた。
bwv1068 k ric
you yube:Karl Richter J.S.Bach - Orchestral Suite No.3 D-dur

次はカール・リステンパルト指揮、ザール室内Oの演奏、じつは初めて耳にした音盤がこれだった、当時としてはオーソドックスな演奏だろう。
bwv1068 k ris
you tube:J. S. Bach Orchestral Suite No.3, Karl Ristenpart

以上は20世紀的演奏だが、古楽演奏が盛んになった頃の代表として、C.ホグウッド指揮、エンシェント室内O、この頃からこのアリアは"弦楽合奏"と"各パート一人ずつ"の演奏例があり、ホグウッドは合奏、T.ピノックの初盤は一人ずつだった、さすがに響きが透明で美しい和声が聴けるようになった。
bwv1068 hog
you tube:J.S. Bach Orchestral Suite BWV 1066-1069, Christopher Hogwood

最後はラインハルト・ゲーベル指揮、ムジカ・アンティクヮ・ケルン、これももう30年前の録音になるが、今も特筆したい演奏だ。
bwv1068 mak
you tube:Bach Orchestral Suite no.3 BWV 1068, Musica Antiqua Koln
各一人ずつで、さすがに小音量だが、vn1とvn2がデリケートな弓使いでそれぞれ心地よい装飾を行い、和声の色合いには耳をそばだてたくなる。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: J.S.バッハ

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コメント

音楽に興味を持ったばかりの頃、
学校の音楽の先生が教材のCDを貸してくれました。
バロック音楽の楽しみ・・みたいなやつでしたがこれが入っていて
聞いた瞬間やられました・・
初めて買ったスコアはバッハの管弦楽組曲・・

あれから30年以上、いまだにハ長調のG線の~は好きになれなくて・・・

unagi #- | URL
2017/12/16 19:02 | edit

unagiさん

コメントいただき嬉しいですv

ヴァイオリン自体の歴史は続いていますが、"バロック期の演奏"というのは途絶えてしまい、その点リュートと同じかもしれません、
後世の趣味で勝手に変更されたものより、作品が書かれた当時の本当の良さを探究する方向が好きですね。

michael #xNtCea2Y | URL
2017/12/16 22:27 | edit

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