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古典派のフーガ  

大バッハの晩年近くはすでに息子達が活躍する、ギャラント様式の時代で、厳格なフーガなどすでに古い作法だった。しかし、その後も消えることなく、古典派以後になっても、作品を充実させる重要な技法となっている。

まずはハイドン(1732-1809)
ソナタの展開部など楽章の一部ではじつに多くの曲でフーガを含む対位法を用いているが、疾風怒濤期に書いた太陽四重奏曲 Op.20では6曲中3曲の終楽章で複数のテーマを持つ本格的なフーガを書いている、代表でヘ短調 op.20-5を挙げる、
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you tube:J. Haydn - Hob III:35 - String Quartet Op. 20 No. 5 in F minor
2つのテーマが織り込まれる、
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フェルマータで区切りを置き、終結へと向かうがチェロが長いペダル音を奏でる。
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これらは、「今どきの作曲家はまともなフーガが書けない」とか言ったお歴々に対し、ハイドンが目にもの見せてくれよう、と書いたと伝わる^^

次はモーツァルト(1756-1791)
モーツァルトは援助を受けていた学識者、スヴィーテン男爵にバロック期の楽譜を紹介され、バッハ、ヘンデルなどに傾倒したらしい、「アマデウス」ではないがモーツァルトの生涯を描いたドラマで、この場面があり、「バッハは自分のために書いたんだ」というセリフが印象に残るが、本当にそう思ったかも、
ハ短調のK.546はアダージョの前奏がありフーガが続く。ピアノ連弾、弦楽四重奏でも演奏されるが、オルガンによる演奏を挙げる、
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you tube:W. A. Mozart - KV 546 - Adagio & fugue for organ in C minor
テーマの出だしで不協和がぶつかる不思議な味わいが聴きどころ。
sc01_20171218233244e4e.jpg

最後はモーツァルトと同年生まれのヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792)
クラウスがエルフルト大学で作曲を師事した、ヨハン・クリスティアン・キッテル(1732-1809年)は大バッハの弟子だったので、クラウスはフーガの大家直系と言えるかもしれない、室内楽や交響曲など、巧みなフーガを用いている。
教会交響曲ニ短調VB147より、スコアはないが見事な内容は聴き取れる、
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you tube:J. M. Kraus - VB 147 - Sinfonia da chiesa in D minor
テーマもバロック趣味と言える、テーマの出も緻密に入り組んでくる、終り近くになると低音のペダル音が入るのもお決まりの様式か、忠実なバロックの再現にも聴こえるが、終結が壮大な総奏ではなく、眠りに入るようで、ここが一味趣きが違う。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: 古典派

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コメント

衝撃的

こんばんは
ハイドンのは素直にいい曲ですね。
衝撃的過ぎるはモーツァルトです。
知らなければ彼の曲だと思わないかも・・
でも超絶驚きの不協和音の合間にモーツァルト節みたいなのが聞こえてきますね。
こんなのずっと後の時代でもありそうでないんじゃないでしょうか・・
彼は何でこんな音楽を書いたんだろう?
好きになって忘れられませんねこの曲。
ありがとうございました。

unagi #- | URL
2017/12/19 18:54 | edit

unagiさん こんばんは

>モーツァルト
こういうフーガは他に思い当たりません、テーマが何というか、悪魔の戯れみたいで、はじけていますね。美しくまとまった曲も良いけど、ある種アクの強さがあると、またハマってしまいます;バッハの凄さに触発されたのかな?

ブラームスもオルガン作品で、「前奏曲とフーガ」など書いていて、興味あるところです。

michael #xNtCea2Y | URL
2017/12/19 22:39 | edit

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