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古代の鉄器は"隕鉄製"  

以前、「鉄」について記事にしたが、人類が金属器を使い出したとき、金属が熱で溶かせることをどうやって知ったのか、というのは謎である; 火山の溶岩を見て・・とか?m
人間が鉄を積極的に使いだしたのは鉄と岩石が混じりあった鉄鉱石から、鉄だけを取り出す製錬技術が確立してからで、紀元前1200年頃とみられる、それより前(さらに2000年ほど前)は鉄より低い温度で精錬できる、青銅(錫を含む銅)を使う青銅器時代があった、しかし、この時代の遺跡からも、少ないが鉄器が見つかっている、フランス国立科学研究センターのAlbert Jambon氏は世界各地の遺跡(エジプト、トルコ、シリア、中国など)から出土した鉄製品を調べたところ、青銅器時代の鉄材は宇宙から落ちてきた隕鉄であることが確認された。
9948_gerzeh_bead.jpg
エジプト・ゲルゼ遺跡から発掘された鉄製ビーズ(資料:Open University / University of Manchester / Manchester Museum)
確認の根拠は、地球のような大きな天体が形成される際、ほとんどすべてのニッケルは溶けた鉄でできた核に向かって沈んでいくため、地表にあった鉄で作った製品にニッケルが見つかることはめったにない。一方、核にニッケルなどを含む天体が衝突で破壊され、そこから隕石が誕生した場合、隕石には多くのニッケルとコバルトと共に鉄が含まれている。
giant impact 02 (2)
よってニッケルなどが検出されれば隕石由来だとわかる。
隕鉄は鉄の塊として落ちてくるので、製錬技術は必要なく、そのまま使える、しかし天から降ってくるのを待つしかないので、大変な"貴金属"だったに違いない。
隕鉄は太陽系が生まれた頃の原始惑星同士の衝突で、そのコア付近が飛び散って多量にできたと考えられる。
giant impact 02 (1)
you tube:原始惑星の巨大衝突(非立体,VR版)
その後も惑星に落ちて行ったが、今も残ったものが、隕石、隕鉄で落ちてくる。

隕鉄の断面を酸で腐食させると、鉄に含まれたニッケルの結晶構造(ウィドマンシュテッテン構造)が現われる。
Widmanstatten_patterns_2.jpg

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