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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

バッハの編曲術  

バッハは教会、世俗カンタータ合わせ、200曲を超える数を書いているが、さすがに全て新作で、というのは無理だっただろう、前作を転用するのは常、とくに器楽曲として書かれたもので、カンタータの内容にふさわしいものを冒頭のシンフォニア等に編曲しているが、これがまた面白い。

カンタータ「われ心より至高なるものを愛す」BWV174
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you tube:J. S. Bach: Ich liebe den Hochsten von ganzem Gemute (BWV 174) (Koopman)
ご存じ、ブランデンブルクcon.の第3番、弦楽だけの原曲に管楽器が加わる。

カンタータ「神よ、我ら汝に感謝す」BWV29
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tou tube:J.S. Bach~ Cantata BWV 29 'Wir danken dir, Gott, wir danken dir': Sinfonia
これもお馴染み、無伴奏vnパルティータ ホ長調 BWV1006のプレリュード、バッハはお気に入りだったのか、これをラウテンヴェルク用にも編曲している→(you tube:BWV1006a
 
カンタータ「我ら多くの艱難を経て」BWV146
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you tube:J.S. Bach Cantata BWV 146 "Wir mussen durch viel Trubsal"
これはあのチェンバロ協奏曲No.1の第一楽章、ソロがオルガンになり、管弦楽とのコンチェルトになる。

前奏曲とフーガ ニ短調 BWV539のフーガ
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you tube:J.S. Bach - BWV 539 - Fuga d-moll / D minor
カンタータではないが、無伴奏vnソナタ ト短調 BWV1001のフーガをオルガン用に編曲している、いかに声部を加えたかが興味深い。
bwv1001 fuga
原曲
また、バッハ側近のリュート奏者による編曲も残っていて、BWV1000 とされている、
bwv1000_201712292020590b1.jpg
you tube:Johann Sebastian Bach: Fuge BWV 1000 / Andreas Martin, Lute

カンタータ「笑いは我らの口に満ち」BWV110
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you tube:Bach - Cantate BWV 110 - Unser Mund sei von Lachens
これは管弦楽組曲第4番、序曲からの編曲、管弦楽に合唱が加わっている、どちらが先に成立したのか?あるいは、カンタータに転用することも見越して作曲していたり?^^

無伴奏vn作品のように隠されていた声部をバッハが具現化してくれているようで興味深い。
カンタータのシンフォニアはCDの空き時間によくカップリングされ、いろいろ楽しめる。

バッハ以外の後世の編曲も多くある、あのトッカータとフーガ ニ短調BWV565(偽作説あり)をストコフスキーだったか、orch.編にしている、異様な大味で、これも「好きじゃない・・」の一つだ、トッカータとは即興性をもったソロ楽器のための曲で、演奏のキレ味を聴かせるもの、それを大勢でワサワサ合奏しても、もどかしいだけ;
ムソルグスキーの「展覧会の絵」のorch.編も同様かな、ピアノのほうがいい;

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: J.S.バッハ

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コメント

これは色々面白いですね。
今聴いてるのはBWV 539 です。
そうとわかって聴いているからか元々オルガンの曲とは少し違う気もする?・・・
バッハって本当にいろいろ飽きさせないですね・・

unagi #- | URL
2017/12/29 22:02 | edit

unagiさん こんばんは

元がvn一つに押し込められたフーガで、声部を付け足すことになるので、オルガンのために書かれたフーガとは様子が違いますね、
それでもオルガンによる効果はあって面白いと思います。

michael #xNtCea2Y | URL
2017/12/29 23:12 | edit

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