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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

術中に嵌まる  

かなり昔のことだが、それまでフルトヴェングラーにはさほど関心がなかったけど、このブラームスの交響曲No.4をFM放送で聴いたときは圧倒された、たしかEMIがCD化した紹介も兼ねた放送だった。ブラームスの交響曲No.4はまさにフルトヴェングラーの術中に収まる格好の曲の1つだ、当時はCDデッキがなかったのでLP盤で購入した。
fu bra sym4 01
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニーO 
1948年10月ベルリン、ゲマインデハウス(ライヴ)

fu b sym4 you tube
you tube:W.Furtwangler/Berlin Phil: Brahms'Symphony No.4 Live,1948
この1948年、EMIのライヴ録音はその表現法が最もよく練り上げられているようだ、
第一楽章はじわりと始まるが加熱と沈静化を巧みに操り引きつけていく、展開部さらに終結部にかけての熱気が凄まじく、速度は合奏の限界を超えるところまで行く、
sc02_201801240959210e8.jpg
sc03_2018012409592268d.jpg
[422]から、vn1~vaは16分音符を刻むが、音が乱れ散る、timpの爆音とともに終わる。

*ところで、vnパートの[137]から現われるこの部分、どういうことだろう、
sc01_201801240959192c0.jpg
四分音符にスタッカートが付き、休符を間に挟み、レガートで繋ぐって、何ともビミョーな・・?;聴いてみると、まあそんな感じか・・ってところ^^;

第二楽章は夢見心地に始め、懐深い、後半部での強奏や弦の沸き上がりは予想どおり、
第三楽章たるや爆撃だ、
終楽章、パッサカリアは整然と聴かせる手もあるが、フルトヴェングラーは一際ドラマティックに仕上げている、溜めに溜めて例の[132]からのffは炸裂と加速、一気に最後まで突き進む。
20171104101019679_20180124095924c38.jpg

因みに同じBPOとの1943年のライブ録音が手元にあるが、このCDはマスターテープじゃなく、レコード盤の状態の良いものから移したそうだ、さすがに磁気テープは劣化が激しく、レコード盤のほうが保存性が高い。
fu bra sym4 02
ベルリン・フィルハーモニーO 1943年
さらに凄いというか荒削りで、これを完成度よくまとめたのがEMI盤の演奏、という感じだ。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: ブラームス

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コメント

こんばんは

>四分音符にスタッカートが付き、休符を間に挟み、レガートで繋ぐって、何>ともビミョーな・・?;聴いてみると、まあそんな感じか・・ってところ^^;

休符が間に入ってるのって初めて見ました。「そんな感じか」も何となくわかります。音符と休符がレガートで繋がっているのは私はよく見かけますが、おそらく「そんな感じ」で鳴らすんでしょうね。

ヒストリカルは守備範囲外なんですが、以前25才から35才(2000年)くらいまでClassicalから離れていた時期があって、復活した頃にヒストリカルという言葉を耳にして「?」という記憶はありますね。同じくNaxosも「?」でして、オフ会で驚かれた記憶があります。

quietplace #- | URL
2018/01/24 22:19 | edit

quietplaceさん こんばんは

スタッカートだけど、流れはレガートに・・ってことかな、
ブラームスって演奏する側になると、恐ろしく難しそうな気がしますね^^;
小節をはみ出した繋がりも多いし、常にデリケートで・・
>ヒストリカル
フルトヴェングラーなど演奏家の持ち味で聴かせる時代から、作品の書かれた時代を考察して真価を聴かせようとする、近年の演奏傾向だと思いますね、古楽器、モダン楽器の区別なく、C.アバドなども晩年はそういう方向ですね。

michael #xNtCea2Y | URL
2018/01/24 22:55 | edit

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