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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

<アウフタクト> ハイドン sym No.39  

日本の古謡にはないと思うが、西洋音楽には弱起(アウフタクト)で始まる曲が多くある。
強拍の前に準備的な拍(または拍の一部)が置かれる、この起源はヨーロッパの言語における冠詞や前置詞のようなものと説明される、実際ドイツ語などは名詞の前に置かれる冠詞や前置詞は強唱しない。よって冠詞,前置詞で開始する詩を歌詞として曲を作る際、そこを弱起に充てるのが自然である。
schub sc01
シューベルト:「美しき水車屋の娘」より"Das Wandern"
なるほど、

ハイドンの短調交響曲で最初に親しんだのが、「告別」次が「哀悼」、3つ目がNo.39だった、過去はこのあたりの音盤は少なかった。No.39 ト短調も弱起で始まる曲だが、これが一味違って聴こえた。
第一楽章では早くも[4]から4拍休符を置き、再び弱起で始まる、
sc011_2018020313211909a.jpg
下手な接続句があるより純度が高まり聴き手を集中させる。
展開部ではvn1と2がカノンを奏でる下でvaがポリフォニックなパートを弾く、
sc003_20180203092324e64.jpg
A.ドラティ、PHの演奏では、大きめの編成を活かし、pとfの対比を付け、このvaパートがしっかり浮かんできて、ぐっと情熱感が出る。
a d hay s39
you tube:Haydn Symphony No 39 G minor Antal Dorati Philharmonia Hungarica

もう一つ好きな演奏がホグウッド盤だ、ハイドンのエステルハージorch.と同じ規模の編成の古楽器で、弦,管バランス良く、まさにこんな響きだっただろう。
hog hay s39
you tubeJ.: Haydn - Hob I:39 - Symphony No. 39 in G minor (Hogwood)
第一楽章、各パートは聴きやすい。
第二楽章は疾風怒濤期の緩叙楽章として、少々物足りないが、ホグウッド盤ではしなやかに気品を帯び、心地よい。
メヌエットはト短調に戻り、トリオはhornが聴きどころ、
終楽章、内声弦のトレモロを伴い疾風のように始まる、展開部の開始[39]は変ロ長調で新たな主題に聴こえるが、
sc05_20180203092326635.jpg
第一主題の変形のようだ。
ドラティ盤は急がず重厚感をだす、ホグウッド盤は快速にしなやかなタッチで聴かせる。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: F.J.ハイドン

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