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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

59分の「第九」  

おそらく、演奏時間が1時間を切るベートーヴェンの「第九」はこれが初めてだろう、先日「コリオラン」序曲で取り上げた、デイヴィッド・ジンマンの演奏に惹かれ、交響曲全集+序曲集を取り寄せた、CD5枚に収まっている。
d z be sym
デイヴィッド・ジンマン指揮、チューリヒ・トーンハレO.
アーノンクール盤もそうだったが、中古市場に安価に出てしまっているのはもったいなく思う、誰よりも手間暇かけた内容と思われるからである。
聴き慣れた"標準的?"な演奏を期待した人は手放してしまうかもしれない、(今どき、何を標準的とするかわからないが)
これらの交響曲が作曲されて以後、19世紀、20世紀と力感、量感を込めた演奏へとエスカレートしてきた、orch.の楽器や編成もパワーアップしてきたせいもあるだろう。
これを元にリセットするには、原曲に忠実な改訂楽譜も必要だし、弦はボウイングを大幅に変更することにもなるそうで、それまでの手慣れた演奏をいろんな面でスクラップ&ビルドするらしい、
テンポは自然であれば極端に遅くしない、過剰に速くもしない、ffも大音響ではない、第九の合唱団も室内編成で"軽量級"のサウンドだ・・と言うとつまらないかもしれないが、物量に任せた感覚を捨て、巧みにバランスを操り、時々の主要なパートを明確に聴かせる、
今まで気づかなかった曲の構造が見えてくる、というのは魅力だ、例えば「ここでホルンが鳴る意味がわかる」とか・・
絶対的音量がなくとも、力感は表現できることも、また速めに進むことで全体像が視野に収まる感じがする、

第1番から9番まで、全般に速めのテンポだが全てではない、最良と判断した速さだろう、「第九」の演奏時間を調べてみるとB.ハイティンク、LSOのライヴ録音も68分なので大きく変わらない、カラヤンも同じくらい、K.ベームは73分、ほかフルトヴェングラーが75分、チェリビダッケが77分!これはえらい違いだ;

1曲ずつの感想はあらためて^^;
ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: ベートーヴェン

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コメント

こんにちは
面白そうですね。
色々なものを聞き比べて違いを知り、そこから見えてくるものを・・
という楽しみがあるはずなんですが、
私は刷り込まれたものに固執する傾向があって慣れない演奏になじむのが難しいんですね昔から・・
それはもったいないと思うのですが、
そこまで違うと逆に面白くてすっと受け入れられるかも。

unagi #- | URL
2018/02/07 12:48 | edit

ジンマン

ジンマン・トーンハレの交響曲ボックスセット50枚組を昨年購入。
未だ殆ど聴いておりません(笑)。

MK #- | URL
2018/02/07 15:06 | edit

unagiさん こんばんは

ベートーヴェン、ブラームス、マーラー・・と演奏スタイルも変わってくるでしょうし、それぞれ切り替えながらやるって、大変そうですね;
S.ラトルもその傾向ですし、C.アバドやB.ハイティンクも年を経るごとに、そういう方向に変わっているので、新旧の録音を比べてみるのも面白いと思います。

michael #xNtCea2Y | URL
2018/02/07 20:35 | edit

MKさん こんばんは

>未だ殆ど

それはもったいないですね、
作曲家によってどんな演奏スタイルになっているか興味深いところです^^

michael #xNtCea2Y | URL
2018/02/07 20:37 | edit

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