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D.ジンマン:ベートーヴェン Sym「英雄」  

先送りしていた、D.ジンマンのベートーヴェンsym集より、まずは「英雄」から、 
この曲は長丁場だと意識していたが、ジンマンは全楽章の時間は45:24でしかも提示部など反復を行っている、因みにチェリビダッケは反復なしで57:08、K.ベームは49:47、カラヤンも49:44(緩叙楽章がゆっくりなため結構長い);
しかし、ジンマンの演奏はテンポを納得させる自然なもの、金管とtimpは古楽器を使い、vn群の分厚い量感を押さえ、低域の効いたバランス、弦の内声、木管、hornなど、各パートの細やかな表現が明確に聴ける。
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you tube:ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄 Op.55 / デヴィッド・ジンマン指揮 チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
第一楽章、快速な中に緻密な筆さばきを見せ、歯切れよい推進力、これまで"普通の演奏"として聴き流していた所に新しい発見をさせる。木管のソロ部分では心地よく装飾も入れ、曲の武骨なイメージを取り払う。
第二楽章、葬送行進曲は、弦が刻む3連符が弱奏ながら、
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常にくっきり弾かれ、引き締める、
[114]から対位的な2つのテーマ(譜例:オレンジと紫)でフーガになるが、
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[121]から2本のcl.が重なってくっきり響き印象的、金管、timpも要所で押し出し、楽章を渋い雰囲気ではなく鮮やかにしている。
次のスケルツォも一際快速、強弱対比が深く、緊迫感を帯び、[110]から弦ほか全パートが四分音符を鋭くたたみ込む。
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終楽章、対位法も駆使される充実した変奏、[44]~[77]が弦楽のみとなるが、この演奏では[62]~[77]を各1人の弦楽四重奏にしているのが面白く効果的。
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前楽章と同様、終楽章も新鮮な発見があり、他の曲も楽しみだ。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: ベートーヴェン

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コメント

こんばんは

《英雄》は、ベートーヴェンの9曲中でも指揮者の解釈によってかなり演奏時間が違って来ますよね。私は演奏者は忘れましたが、最初に聴楽した録音の影響で、この曲は演奏時間は46分くらい(アバドBPO等)がいいのかな、とか勝手に思っています。

quietplace #- | URL
2018/02/13 19:14 | edit

quietplaceさん こんばんは

アバドもロンドン響、VPO、BPO、晩年はモーツァルトO.の時代があり、演奏も大きく変貌していった指揮者でしたね、アバドの《英雄》も久しぶりだし、ほかの指揮者のも続けて聴いてみたくなりました、コメントのおかげで次のお題が決まってきます^^

michael #xNtCea2Y | URL
2018/02/13 21:57 | edit

こんばんは
昔の巨匠演奏が刷り込まれてしまっている私ですが聴いてみました。
第1感想は、意外に聴けるもんだなぁ‥と言う感じ。
いろんな可能性を持ってるんですねベートーベンの交響曲って。
知ってるのと全然違う演奏ですが、英雄は英雄でした。
あぁ、こういうのもあるのかぁ・・と思いました。
音楽って古典芸能の保存みたいなのじゃなくて今もいきていてどんどん進んでくんですね。。

unagi #- | URL
2018/02/13 21:58 | edit

unagiさん こんばんは

テンポが様々でも、その指揮者の意図がわかってくると自然に感じたりするもんですね。
速めの演奏で拍を大きく捉えると視野が拡がったように全体が見えてくる気がします。
ちょっと面白くなってきたので、いろいろ聴き比べしてみたいです。

michael #xNtCea2Y | URL
2018/02/13 22:38 | edit

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