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O.スウィトナー:ブラームス Sym No.1(ライヴ)  

以前も取り上げたO.スウィトナーのライヴCDだが、セッションとは明らかに違う白熱した演奏で、ブラームスsym No.1のベスト盤の1つとしている。 
sui br sym 1a
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン 音源:NHK
1988年、O.スウィトナーがSKBを率いての最後の来日時、サントリーホールでのライブ録音、この1か月前には同ホールでカラヤン&BPOが最後の来日演奏をしたばかり、同じブラームス1番を演奏している(こちらもNHKによる録音がDGから出ている)、(旧)東西ドイツのまったく個性の違う巨匠のライヴを聴くのも興味深い。
スウィトナーは1986年にD.シャルプラッテンにブラームス交響曲の全曲録音をしていて、この演奏が基盤に思えるが、
sui br sym 1 s
D.シャルプラッテン盤
これがライヴのほうは尋常ではない熱気で流動変化したような演奏になっている。
同演奏がyou tubeに上がっていた。(動画あり)はこま切れなのがちょっと面倒;
sui br sym1 d
you tube:(動画なし)
ブラームス/交響曲第1番/全楽章
you tube:(動画あり)
第1楽章(Part1)  第1楽章(Part2)
第2楽章
第3楽章
第4楽章(Part1) 第4楽章(Part2)

第一楽章、序奏は意気込まずさらりと入り、徐々に熱気を高める、主部はじっくりテンポ、弦楽は清涼な音を保ち、低音部はしっかり、timpのffは強力、休符の溜めを効かせ、決めどころはびしっと締める、展開部[293]からコントラfagがppで唸るような半音階を始める、
br sym1 01
ここはじわりとテンポを落とし、頂点の[321]からはtimpの強打とともに熱烈、終結まで見事に引きつける。
第二楽章、熱気をさますように弦、木管それぞれが清涼かつ深みを帯びた美音を聴かせる。
第三楽章からがセッション録音とは随分様子が違う、意外に速いテンポで、終楽章の前口上のように急き立てる、じっくりritしてこの楽章を終り、かなり時間を置いて終楽章を開始、
終楽章、無から立ち上げ、timpの強烈な連打へ導くのがまず凄い、序奏部の60小節までは気合いのこもった切り立った演奏、そして61小節からのアレグロ・ノン・トロッポ、
br sym1 4rs 01
ここは一際ゆっくり、しみじみ、弦から管へ引き継ぐにつれ加速していき、94小節からの総奏ffで一気にアクセルを踏み込む、この切り替えに驚く、
br sym1 4rs 04
[185]でふたたびアレグロ・ノン・トロッポに戻ると前以上にじっくり歌い、同様の表現を強める。展開部でポリフォニックな部分を整然と聴かせ、[285]のブラス群の高鳴りが極めて透明かつ鋭い。終結の間合いの溜め方も予感どおり、最後まで白熱の演奏が続き、いつも理性で控えていた熱気がこの日は解放されたかのように思わせる名演だ。

因みにカラヤン&BPOの同ホールでのライヴもDGのセッション録音よりテンポはゆっくり、ひときわ重厚な演奏だった。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: ブラームス

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コメント

クラシック

micha様は、クラシックの守備範囲が本当に広いですね、中高生のころFMのクラシックアワーを良く聴きましたが2度聴けないのが残念でした、今は贅沢な良い時代です、バロックギターは弾かれていますか?

老彈 #- | URL
2018/03/10 17:17 | edit

老彈さま こんばんは

バロック~ロマン派あたりまで興味がありますが、選り好みが激しいので、聴く"作曲家数"としては少ないほうだと思います;

バロックguitarは未だコンディションの調整中で本格的にやっていません、ていうか取り組み中のリュート曲で苦戦しています^^;

michael #xNtCea2Y | URL
2018/03/10 19:38 | edit

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