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Micha: Classic音楽とLuteの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

シュトローヴァイオリン  

レコードの原点に遡ると面白いものが出てくる、 
蓄音機で聴くSP盤も初期の頃は電気を使ったマイクロフォンが無く、蓄音機の仕組みを逆方向に利用するアコースティックな方法で録音(カッティング)していた。当時は奏者が何人であろうと全員がこの集音ラッパの前に集まり、吹き込んでいた、打楽器などは後ろにさがり、音の弱い楽器は別の楽器で補強したりしたそうで、オーケストラの録音も行われた!
acoustic_recording.jpg
壁を隔てた別室で録音(カッティング)している
録音機能に楽器や奏者が歩み寄るしかなかった。

シュトローヴァイオリンという、ラッパ管の付いたヴァイオリンがあるが、この時代の副産物らしい、こういう音を狙って単独に作られた楽器か、と思い込んでいたが;
stroviol.jpg
Stroh Violin
蓄音機の機能をヴァイオリンにくっつけたようなもので、駒で受けた振動が金属の鼓面に伝わり、それをラッパ管で拡声する仕掛けで、音が一方向に集中するので、前述のアコースティックな録音法で音が受けやすい。つまり当時は録音の場合のみ、普通のvnに代わってこれが弾かれていたそうだ。電気を使ったマイクロフォンや増幅装置が出来てからは普通の楽器で、奏者も普通の配置で録音できるようになった。

シュトローvnはその後も面白さからマニアックな楽器?として存続しているようだ。
普通のvnとは風情がだいぶ違い、中国の二胡と勘違いしたりする(部分的には構造が似ている、木のボディではなく小さな鼓面を鳴らすところ)、G線はふっくらしない;
s vn
you tube:Polske on stroh violin
このスウェーデン民謡にも音が合っている気がする。

PS.シュトローチェロ、ヴィオラもある、
Stroh cello
Stroh cello

PS.アルトゥル・ニキシュ指揮によるSP録音
a n
you tube:Arthur Nikisch cond. Mozart: Le Nozze di Figaro - Overture(1914)
you tube:Arthur Nikisch cond. Weber: Der Freischtz - Overture
「録音音楽」という独自性は今も変わらないかもしれない;

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: 楽器について

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コメント

なるほど~

こんにちは。
ラッパのついたヴァイオリン、シュトローヴァイオリンって言うんですか。
先日「探偵ナイトスクープ」で流しのヴァイオリン弾きの人が使っていた楽器として
紹介されていました。

木曽のあばら屋 #GHYvW2h6 | URL
2018/03/17 12:58 | edit

木曽のあばら屋さん こんばんは

これは遠くまで聴こえるので、辻音楽士には具合よいかもしれませんね。
蓄音機の機能を転用して、うまく考案してあると思います。
ラッパを塞げばサイレントヴァイオリンですね^^

michael #xNtCea2Y | URL
2018/03/17 21:14 | edit

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