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クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

北欧の古典派:J.M.クラウス  

先般は南欧イタリアからスペインに移ったL.ボッケリーニについて書いた、同じラテン諸国だが、他の諸国とは一風違うエスパーニャな曲を書いていた。 
今日はドイツ出身でスウェーデンに移り、王室付き音楽家になったヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792)、モーツァルトと同年生まれである。
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Joseph Martin Kraus(1756-1792)
スウェーデンはスカンジナヴィア半島の西に北上してくるメキシコ湾流のおかげで、緯度の高い地域にありながら、極寒が和らぎ、四季のある気候で、白夜、オーロラの見られるところ、こういう環境に居ると芸術的感性も一風変わってきそうな気がする、
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クラウスの作品もいくつか聴くと、国際趣味だったり、独創性が出ていたり、興味深い、1781年に国王グスタフ3世の宮廷作曲家になり、翌年から4年間、イタリア、ウィーンなどへ音楽修行に出ている。ハイドンの所も訪れ、交響曲を献呈している。

グスタフ3世に捧げられた弦楽四重奏曲は3楽章が多く、2楽章の曲もあり、芸術に造詣の深い国王の希望に叶った作品に違いない、型どおり楽章を揃えて退屈させるより良いと思う。
その1曲、弦楽四重奏曲ニ長調、op.1-4(VB184)の終楽章、とくにこの楽章は印象強い、
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J.M.クラスス四重奏団
you tube:J. M. Kraus - VB 184 - String Quartet Op 1 No. 4 in D major
この情熱を帯びたリズム感覚はどこかラテン的血統に似ている?北欧人だってこれくらい書くよ、って言われりゃそれまでだし、民族音楽にあるかもしれない、しかし標準的でありふれた古典派音楽とは異風のところがやはり面白い。
このほかクラウスはフーガの技法を用いた曲が魅力で、その1つ、弦楽四重奏曲ト短調op.1-3(VB183)
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J.M.クラスス四重奏団
you tube:J. M. Kraus - VB 183 - String Quartet Op 1 No. 3 in G minor
第一楽章は導入部でテーマを予告、このテーマのフーガに入り、テーマは少しずつ変形する、
j m kraus
中間部らしき部分があり、再び導入を聴かせて再現部か、ここでもフーガに変化を付けて聴かせる、こういうのもインテリ?国王の好みだったかもしれない。
因みにクラウスの師、J.C.キッテル(1732-1809)は大バッハの弟子だった人だ。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: J.M.クラウス

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