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Micha: Classic音楽とLuteの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

アンドロメダ銀河の質量  

我々の隣にあるアンドロメダ銀河は天の川銀河の2~3倍の質量があるというのが定説だったが、星が輝く銀河円盤は大きいものの、質量は天の川銀河と同じくらいかもしれない、という観測結果が発表された。
m31_201803251124576d5.jpg
アンドロメダ銀河:M31(距離 254±6万光年)
西オーストラリア大学およびオーストラリア・国際電波天文学研究センターのPrajwal Kafle氏らの研究チームはアンドロメダ銀河にある*高速度星の軌道を調べ、その動きからアンドロメダ銀河の重力(質量)を推定した。
結果、天の川銀河と同じくらい(太陽8000億個分の質量)になったそうだ。これまでアンドロメダ銀河のダークマターの量を過大に見積もっていたことになる。アンドロメダ銀河のディスクは大きく拡がっているが、ダークマターを含むハロ領域の規模は天の川銀河と同じくらいかもしれない、また天の川銀河とアンドロメダ銀河は秒速約122kmで接近しつつあり、約40億年後にはディスク本体が衝突すると予測され、両銀河を大きく囲むハロ領域での衝突はすでに始まっているとされたが、結果が正しければ、まだだ、ということに?
halo_20180325193156b32.jpg
天の川銀河:ハロ領域のイメージ、外側の領域は直径約60万光年で、中心部を含んだダークマターの分布域、内側は球状星団など少ないながら天体があり、電離ガスが囲んでいる。

*高速度星
天の川銀河の重力を振り切って銀河間に飛び出すには秒速550km以上の速度が必要だが、それを上回る高速度天体がいくつも発見されている、それほどの速度を持つに至った原因としては過去記事「高速度星 」に書いた。
005c[1]
銀河を飛び出す高速度星

両銀河の衝突合体シミュレーション動画も作られていた(最終的に楕円銀河となる)が、今回わかった質量関係で大幅に修正することになりそうだ。
Milkomeda.jpg
新しいシミュレーション動画:Andromeda and the Milky Way Collide!
(資料:Chris power (ICRAR-UWA), Alex Hobbs (ETH Zurich), Justin Reid (University of Surrey), Dave Cole (University of Central Lancashire) and the Theoretical Astrophysics Group at the University of Leicester / Pete Wheeler, ICRAR)

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category: 宇宙・天体

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