Micha: Classic音楽とLuteの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

クマムシ  

宇宙空間に出ても死なない、というので有名なクマムシについて、ちょっと調べてみた。 
キチン質で節の境目もはっきりしない外皮はこの写真では一見、宇宙服にも見えるが、べつにそういう機能ではない;
kumamushi 02
体長は50μm~1.7mm、地球上の海中、陸上、あらゆる場所に多くの種類が生息している、4対(8本)の脚でゆっくり歩く、「緩歩動物門」という大きな分類に入り、この門はクマムシの仲間以外には無い。
体内の構造は単純で、液状の栄養分を口から取り込み、呼吸は体表で直接行う、排泄物は脱皮のときの外皮にくっついて捨てられる。
kumamushi 03
you tube:"たる"に変身 クマムシ Water Bear

クマムシの驚異的な耐性は以下のとおり、
乾燥:体内の水分を3%以下まで減らしても乾眠で耐える、(乾眠:無代謝の休眠状態で活動は停止しているが、蘇生できるので死んではいない、ただし急激な乾燥の場合、乾眠の準備ができず死んでしまう)
温度:151℃の高温から、ほぼ絶対零度(0.0075ケルビン)の極低温まで耐える
気圧: 真空から75,000気圧の高圧まで耐える
放射線 : 高線量の紫外線、X線、ガンマ線等の放射線に耐える

上記のうち、極度の乾燥は地球上でもあり得るが、絶対零度とか真空、高線量の放射線はあり得ない、耐乾燥の能力を持てば、ほかの耐性も同時に成り立つ可能性があるらしい。
クマムシの高い耐性は乾眠、蘇生を繰り返す度に他の生物のDNAも取り込んで有益な能力が残されていったという説もある。過去に話題にしたホウネンエビは「耐久卵」によって乾燥を耐え抜けるが成体は死んでしまう。
hounennebi02_201803270850510f2.jpg
ホウネンエビ

ESAの人工衛星「FOTON-M3」などで乾眠状態のクマムシを宇宙空間に直接さらして回収した後、蘇生させたところ繁殖能力も維持していたそうだ。
Foton-M3.jpg
FOTON-M3 ESA

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: 科学・自然・雑学

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コメント

こんにちは
スペックもすごいですがこの迫力の外観は何なんですかね。
地球上にありえない環境にも耐えらっれるスペックを
なんで持ってるんだろう?
人なんていなくなってしまった遠い遠い未来の地球にも
元気にいるんでしょうかね彼ら。

unagi #- | URL
2018/03/27 12:32 | edit

unagiさん こんばんは

なんだか水分が減ってくると、体を縮めて固形のカプセルみたいになりますね、体の構造が単純なのでそれができるんでしょう、太古から生き延びてきた生物に見えます。
逆に人間が生きられる条件はあまりに限られていると思います。

michael #xNtCea2Y | URL
2018/03/27 21:30 | edit

クマムシ!インパクトありすぎです!SF映画のワンシーンかと思いました。
それにしてもすごい能力を持っているのですね〜
今後さらに研究が進む中で、医学をはじめ科学のいろんな分野に貴重な貢献をしてくれそうな生物ですね。

私はタワシ #5eVrhZok | URL
2018/03/28 11:03 | edit

タワシさん こんばんは

我々の考える生命が存在する基準というのがズレているのかもしれませんね;常識破りの視点をもつべきかもしれません。
パンスペルミア説というのも真っ向から否定はできないですね。

michael #xNtCea2Y | URL
2018/03/28 23:27 | edit

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