Micha: Classic音楽とLuteの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

サヴァリッシュ:ブラームス Sym No.2  

サヴァリッシュのブラームス続きです; 
ひとまず〆として交響曲No.2、ロンドンPOによる演奏は1989年録音、サヴァリッシュ66歳で巨匠真っ盛りの頃。EMI原盤の録音も良好で、スウィトナーが録音したD.シャルプラッテンと遜色ないレベルで詳細に聴ける。
sawa br sym2img038.jpg
ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮
ロンドン・フィルハーモニーO
1989年 EMI原盤

第一楽章、弦の響きは爽快だが、芯の通った感覚がある、始まってすぐ、[19]からpでvn1とva(→vc)が下降音型を心地よく奏で、続く[32]から、
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ppのtimp連打と金管が引きつける、
vn1の[44]からのテーマは満ち足りた気分、
sc44.jpg
vcとvaの[82]からは憂いをおびた名旋律だ。
sc82.jpg
[118]のfに入る前、timpに思い切ったcresc.をかけ、バンッと締めて心地よい、
sc115.jpg
展開部[204]からはフーガの書法が入る、
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[224]からtrbとB.tubが入るが、B.tubのドスが効いて聴き応えあり、[246]と[259]からの2段構えのクライマックスも切り立った力感、以降再現部、終結部も巧みな書法で味わい深い。
第二楽章も、スコアを見ながら聴くと、orch.の楽器の組み合わせ方には無数の選択肢があり、よく決められるもんだと関心する;ブラームスはorch.作品をまずピアノの連弾の形で書くそうだが、入念な推敲を重ねるのだろう。交響曲No.1では両端楽章に重量を置き、間の楽章は間奏的だったが、ここでは深い内容を置く。
第三楽章は始まりのAllegretto grazioso(Quasi Andantino)の1小節が、[33]からのPresto ma non assaiの3小節分に相当し、拍節が入れ子の関係になっている、
sc30 b
始めのAllegretto graziosoのテンポがPresto ma non assaiの急速感を決めるがサヴァリッシュは速めにキビキビと進める。
終楽章、ほぼ普通かやや速め、楷書的で引き締まった演奏で爽快さもある、終結に向けて端正さを崩さず痛快なダイナミズムで閉じる。

この演奏のyou tubeがあった、
sawa br sym2 you tube
you tube:J.Brahms, Symphony Nr. 2, D-major, Op. 73, Wolfgang Sawallisch

ご覧いただき、ありがとうございました。

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