FC2ブログ

Micha: Classic音楽とLuteの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

スウィトナーのハイドン&ブラームス(ライヴ)  

ライヴ録音を収めた正規版ではないCD-Rもかなり出ていて、セッション録音とは異なる楽しみがあるのはご承知のとおり、また聴きたくなって取り出したのが、O.スウィトナー指揮、SKBのライヴCD-Rで、ハイドンのSym No.88とブラームスのSym No.4が入った1枚、
いつもD.シャルプラッテンの残響豊かなセッション録音に耳慣れているが、当録音は殆どが直接音、それだけに、いつもは聴けないスウィトナー、SKBの生々しい音に迫れて興味深い。 
sui br sym4 sui br sym4 sp
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
(*右はD.シャルプラッテン盤)

Fachmamm fur Kiassischer Musik'Societyから出ているライヴ録音のCD-Rで、データは1981年6月ライヴとあるだけで、会場は不明だったが、you tubeに挙がっていたこちらを聴いてみると、当盤と同一音源らしい、
sui br sym4 you tube
you tube:Brahms Symphony No. 4 - Suitner, Staatskapelle Berlin (Live, 1981)
来日公演のたぶん放送用の録音だろう、1981年6月8日、東京厚生年金会館 だった^^
セッションではキリスト教会の響きで弦楽も各々のパートが1つに溶け合っていたが、ここでは個々の楽器が粒立って聴こえる分離の高さ、まさに"素"の音がわかるv
耳慣れしてくると、やはりスウィトナーらしい演奏が浮かんでくる、

CD-Rは1曲目に、ハイドン 交響曲No.88が入っている、同日のプログラムだろう、この曲はスウィトナーのお気に入りであると何かで聞いた記憶。
第一楽章、この楽章のみtimpが使われず、序奏は小ざっぱり、主部は快速ぎみ、反復を省略して軽快にまとめる、
第二楽章は優美な変奏曲で親しまれやすい、あまり粘らず[41]からのffも耳心地良く響く。
メヌエットAllegretto、快速で弦の柔軟な味わいで気品が引き立つ。
終楽章、ロンド風ソナタは程よい速さ、展開部はポリフォニックな書法と快調な運びが両立している、ここでぐっと力感をつける、
[194]のフェルマータのあと、テンポを上げて華々しく終わる。
sc193.jpg

2曲目、ブラームス交響曲 No.4は演奏内容は'86年のセッション録音にほぼ近いと言える、それをここでは"生っぽく"聴けるv
清涼な響きが基調だが、各楽器は粒立って聴こえる、核心に迫ったところで白熱感を放つ、というスウィトナーらしさは同じ、
第一楽章の開始はセッション盤ではさらりと枯淡の表情に聴こえるが、当盤はヴィブラートの温もりをよく感じる、終結に入るところで一旦テンポを落とし、"徐々に徐々に"加速していくのがじつに引きつける、フルトヴェングラーの急加速とは違う効果だ。
第二楽章で印象的なのが、88小節からの深い弦楽、これを厚い響きにせず、控えながら充実感ある清音で奏でるところ。
第三楽章はかなり快速、キビキビと進撃して痛快。
終楽章、パッサカリアはブラスによる主題は普通に聴かせ、次からが異様にじっくりしたテンポで、深い溜めを入れながら進める、穏やかな中間部が終り、ブラスによる主題の再現のあと、[132]からのffは、直接音がセッション盤より強烈に聴こえる、ここからテンポアップ、timpは爆音を放ち、白熱して終結に向かう。
sc126.jpg

ご覧いただき、ありがとうございました。

にほんブログ村
関連記事

category: ブラームス

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/1827-02b75b6a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック