Micha: Classic音楽とLuteの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

記譜法いろいろ  

ピアノやヴァイオリン協奏曲には40分前後もの難度の高い曲があり、奏者はそれを暗譜しているのが凄いと思う; 
リュートはというと5分足らずの曲でさえ、譜(タブラチュア)を見て弾く、普通ならとっくに暗譜してしまうほど練習しても・・;
11c lute02

古典派以降のギター曲の場合、通常は五線譜で書かれていて、どういう運指にするか(どの弦を使うか)自由度があり、奏者が自分で考えて覚えていく、繰り返せば暗譜できてくる。
f sor 2
フェルナンド・ソルのファンタジア op.30、序奏部の最後が主題に繋がっている
同曲の演奏
sor you tube
you tube:SOR, Fantasia Op.30 played by Giuliano Belotti

一方リュートのタブラチュアは"奏法譜"であり、決められた調弦法の楽器上の動作を記してある、「見て→手が動く」というのが一体の動作になっているので、譜を外すとそれが出来なくなる。リュートは原則、運指の自由度はなく、作曲者が考えたとおりに弾くが、合理的な運指を決める作業は済んでいる、また、どういう響き(音楽性)を求めているのかもわかる。
バロックluteではギターで言うカンパネラ奏法的な弾き方が多い、
201703171529042ef_20180407110502856.jpg
実音(上)とタブラチュア(下)
これを五線譜で書くと運指の補記(弦や指)で一杯になるがタブラチュアなら不要になる。
tab001.jpg
tab002.jpg
S.L.Weissのファンタジアc-moll始め(上)と後半の始め(下)
同曲の演奏
weiss north
you tube:Fantasia in c minor by S. L. Weiss, performed by Nigel North

近年の動画を見ていると、バロックluteと同じ調弦にされたギターを用い、オリジナルのままタブラチュアで弾く人が結構多い、
調弦の異なる6弦や11弦ギター等に工夫して編曲する手間がない。
同曲、13弦d-moll調弦ギターによる演奏
b l guit
you tube:S.L Weiss, Fantasie Cm - Mark Anthony McGrath,13-string guitar
lute f b
バロックlute:指板・対照表

PS.バロック期には舞踏譜というのも作られ、床上でのステップや移動、踊りの動作などを細かく表しているそうで、紙面上も美しい図柄のようだ。
isaac-rigadoon-1.jpg
動きを記す点で一種のタブラチュアとも言えるが、踊りとなると暗譜するほかないか^^;

ご覧いただき、ありがとうございました。

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