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Micha: Classic音楽とLuteの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

スウィトナー:ブラームス Sym No.3  

あまりに気分がよくないと、音楽を聴く気にもなれない、汚れた手で大事な物に触るみたいで。少し落ち着いたところで救ってくれるのはドイツ3大Bやハイドンかな。 
クラシックに興味を持ちだした頃、TVのN響番組もよく観ていた、指揮者や演奏者が映像で見られるというのは興味ひかれ、何か得るものがある。
W.サヴァリッシュ、O.スウィトナーはすっかりお馴染みだったし、ホルスト・シュタインやロヴロ・フォン・マタチッチなども記憶に大きい、楽しみを教えてくれた親父みたいな存在。
そんな懐かしさもあり、O.スウィトナー指揮、ブラームスsym No.3を聴いた。
sui br sym3
ブラームス 交響曲No.3へ長調 op.90
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
1985年 D.シャルプラッテン

この曲は初演の指揮者がブラームスの「英雄」と呼んだと伝わり、確かに勇壮な部分もあるが、本質は内向きで繊細な内容だと思う。個人的には4つの交響曲で最も気分安らぐ曲だ。
第一楽章はブラスの導入のあと、第一主題はシューマンの「ライン」が関係していると言われる、勇壮な一ときがあり、早くも[15]から穏やかな趣きになり、あえて拍節をはっきりさせない、複数のせせらぎが交錯するような書き方だ、vcからvn2に、あるいはvaにパートが渡されたり、内声も細やかで室内楽的、[31]からイ長調になり[36]から木管がpで第二主題を奏で、さらにppになり夢想的で安息感がある、
sc35.jpg
展開部に入り[77]から嬰ハ短調、第二主題のせせらぎが大きな流れとなり、魅力を深める、
sc77.jpg
再現部は再び繊細、終結部で一旦勇壮になり、静かな終りになる。
第二楽章、三部形式だが、clが主導する穏やかなテーマ、中間部はclとfagがコラール風の主題を始める、[81]からの弦パートの弾きつぎが面白い、
sc81.jpg
sc85.jpg
やはり内面的でしみじみくる楽章だ。
第三楽章、ハ短調、それまでのスタイルではスケルツォになるところ、vcで始まる優美な楽章になっている、憂いはあるが悲愴感はない、中間部の終り[87]からdim.がかかり密やかなppになるところが引きつける。
sc86.jpg
終楽章、最もエネルギッシュな楽章、ヘ短調で模索するように始まる、展開部では熱気渦巻き、スウィトナーはテンションを上げる、終結は第一楽章の主題が戻り、安息の中に終わる。

スウィトナー氏は1990年を前にパーキンソン病のため引退した、2010年1月 87歳で死去、
追悼番組でN響の指揮台に立った最後の録画は大切に保存している。
sui br sym3 y t
you tube:Brahms Sym.No.3 ブラームス 交響曲第3番Otmar Suitner/NHKso
第一楽章 第二楽章 第三楽章 第四楽章

ご覧いただき、ありがとうございました。

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