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Micha: Classic音楽とLuteの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

モーツァルトのバロック作品  

モーツァルトは支援者であったヴァン・スヴィーテン男爵からバロック期の楽譜を提供され、バッハやヘンデルの作品にすっかりのめり込んだらしい、これらはモーツァルトの宗教作品にも活かされているし、以前記事を書いたフーガ作品の元にもなっているだろう。 
古典派のフーガ
単にバロック作品の習得、再現ではなくモーツァルトならではの変化技も投げかけてくるようで芸術的な冴えを感じるのは流石と言おうか。
今日は興味深いところで、モーツァルトが書いた鍵盤曲、K399について。
これはヘンデルの手法で書いたとされるが、バッハ風、もありそうだ。
主要作品ではない?とみなされているせいか、録音は少ないようで、クリスティアン・ベザイデンホウトのfpによる演奏を聴いた。
moz suite
クリスティアン・ベザイデンホウト:fp
ハルモニア・ムンディ

1曲目はハ長調、フランス風序曲で、付点リズムのグラーヴェにフーガのアレグロが続く、
moz01.jpg
グラーヴェからアレグロへ入るところ
2曲目はアルマンド、ハ短調で優美なテーマは優れたバロック作品を思わせる、
moz02.jpg
3曲目はクーラント、変ホ長調
moz03.jpg
4曲目、ト短調サラバンドは書きかけで終わっている、
moz04.jpg
バロック組曲は同じ調で統一されるので、調の違うこれらは単独曲とみるべきだろう。
後期バロックの様式を見事に再現しながら・・ちょっぴりモーツァルト自身もちらつくような仕上がりで面白い。このように未完に終わっている曲が他にもあり、モーツァルトにとっては試作的な楽しみだったかもしれない?

C.ベザイデンホウトのfpによる動画が挙がっていた
mos suite02
you tube:Mozart - Suite in C major, KV399 | Kristian Bezuidenhout

過去の作品を研究するというのは優れた作曲家は皆やっているようだ、ハイドン、ベートーヴェンはフーガの手法を巧みに用いている、ブラームスも師のシューマンが所蔵する大量の楽譜から古くは教会音楽、バロック、古典派~と過去の作品を熱心に書き写し、それまでの音楽史を集大成するような作曲法を築いている、その典型が交響曲No.4だろう。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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category: モーツァルト

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コメント

こんにちは
これ面白いですね。
モーツァルトは大バッハの息子と言い友だちだったんですよね。
さかのぼって1世代分くらいでこんなに音楽って変わっちゃっていくものなんでしょうか。
モーツァルトにとってのバロック音楽は私がタイガースとかピーナッツを聴くような感じでしょうか?
全然違うか・・

unagi #- | URL
2018/04/16 12:28 | edit

unagiさん こんばんは

バッハの息子達も新風を吹かせていますね、
昔、バッハの生涯を描いた連続ドラマを見て、息子フリーデマンが父に「今どき、フーガを書く人なんていないよ」と言うシーンを思い出します、
当時は録音というのがなかったので、だれも演奏しなくなったら聴く機会もなく、一世代前の音楽でも忘れられる運命だったかもしれませんね。

michael #xNtCea2Y | URL
2018/04/16 18:05 | edit

おお!私がこの前ブログで書いたばかりの曲ではないですか!
私はようやく、曲がりなりにもアルマンドが最後まで通るようになり、次のクーラントを練習中です。
いかにもバロックらしい作品なのですが、ところどころに見え隠れするモーツァルトの刻印を感じながら弾くのが楽しいです。

未完のサラバンド(私の手元にはないんですが、途中までの楽譜出ているのですね)や、手をつけないまま終わったジーグなども、聴いてみたかったですね〜

私はタワシ #5eVrhZok | URL
2018/04/20 09:01 | edit

タワシさん こんにちは

本当にいろんな意味で魅力ある曲ですね、
あと、ガヴォットかブーレーあたり加えて、ジーグまで書いていたら完璧で、メジャーな作品になっていたかもしれません。

michael #xNtCea2Y | URL
2018/04/20 11:59 | edit

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