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J.カイルベルト:Brahms Sym No.2  

ツバメの雛、昨日辛うじて2羽の嘴だけ撮れた、 
tubame hina
何羽いるか確認できないが、まだ小さいようだ。
昔、ホオジロの雛を育てたことがあった、薄い竹べらにすり餌を付けてあたえたが、人が近寄るだけで大きく口を開けておねだりする、それだけしかできない、じつにか弱い命で放っては置けなくなる;

さて、今日はちょっと古い録音でJ.カイルベルトのブラームスSym No.2、ライナーノーツにはこのような但し書きがあった、
keil bra sym2 note
録音年はすごく曖昧だが;聴いてみるとそんなにわるくない、鮮明とまでは行かないがブラスや弦はけっこう爽やかに響く。
中域にエネルギーを寄せた録音は厚みを帯び、ときに塊に聴こえたりするが、これはフラットな感じで耳心地よい。
keil bra sym2keilberth01.jpg
ブラームス 交響曲No.2ニ長調 op.73
ヨーゼフ・カイルベルト指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
TELDEC(旧 TELEFUNKEN)

第1楽章、始まりのテーマを聴くとほっとする、弦の低音と管のみで始まるところは雄大な景色、[17]から初めて出るvnは心地よい風が吹き始めるイメージ、
sc01 14
開始部分から清らかに聴こえる、カイルベルトは自然で適度な緩急の変化をつける、[66]くらいから少しゆっくり、[82]からのva vcによる第2主題をしなやかに奏でる、ツボを押さえた進め方、強弱も細やかに設定し、[118]のfへの推移が良い。
sc01 115
展開部第1主題を木管、hornが転調して入る、魅力的な対位法があり、trbとtubが鳴って流れを変える、クライマックスもスコアどおりよく整い、盛り上がる、再現部は提示部と調が変わり[386]からtimpが使えてダイナミズムが強化される。
sc01 384
第2楽章、[17]から弦が休み、hornと木管のアンサンブルとなるが聴きどころ、[27]から弦が爽快に入る、中間部の劇的な部分も響きが心地よい。カイルベルトはスコアの忠実な再現といえるがこの楽章も美しく修め、印象強い。
第3楽章、obの開始は一際穏やか、[33]からのpresto ma non assaiは強弱の深さが効いて心地よく整う。
sc03 30
終楽章、ぐっと押さえた弱奏で始まるが[23]からのfに対比がつき活気に満ちて、たたみ込む切れ味、けっこう肉迫してくる快演だ、
you tubeに終楽章のみ挙がっていた、
keil bra sym2 you
you tube:ブラームス 交響曲第2番第4楽章 カイルベルト指揮ベルリン・フィル

ご覧いただき、ありがとうございました。

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