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F.ブリュッヘン:ハイドン45,48,49番  

ブリュッヘンによるハイドン疾風怒涛期の演奏を聴いた記憶がなかったので興味ありました。オケはエイジ・オブ・エンライトメントで、45、48、49番のアルバムです。

hay 45 bru

これらの曲ともなればさすがに灰汁の強さはなく、オーソドックスで晴朗な響きで聴かせますが、巨匠らしいよく練られた演奏に思います。聴かせどころを漏らさず聴かせてくれる演奏、これで十分でしょう。

45番「告別」の魅力はまず第一楽章での内声のシンコペーションが不安な切迫感で引きつける、展開部以後は一押しも二押しも聴かせる書法。夢想的な第二楽章は通常より速めのテンポですが、短い時間に上手く聴かせ切ってくれる感じ^^第四楽章の展開部で弦群が切迫して演奏する途中、管群がパーっとハーモニーを入れる場面などじつに良いですが、この録音は潤いを帯びた響きで弦がしなやか、管も色彩感よく聴こえます。なお当演奏では2本のオーボエの音色に違いがあるのも面白い、1本はツーンと鳴り、もう1本は丸みのある音、偶然ですがこれも効いています。

48番「マリア・テレジア」はティンパニが入りますが、深々とした鳴りで、まさに下支えする響きで心地よい。第一楽章展開部は静かな短調ではじまり、ユニゾンを聴かせる部分を経て、弦の上声と低声によるポリフォニックな掛け合いがあります、そこへヴィオラのトレモロが割って入る・・このへんじつに味な構成ですが、あらためて気づいたしだい。風格たっぷりの48番です。

49番「受難」は充実した第一楽章アダージョが聴きどころですが、弦の上に管が鮮やかに響き、満ち足りた気分にしてくれます。第二楽章は切れ味、活気に満ちています、オーボエの音がやはり効く。メヌエットがゆったり悲哀感を奏でたあと、終楽章は急速キレまくり!ウマいアンサンブルで余計凄みを感じる、ここはさすがブリュッヘンらしいエネルギーかな。

18世紀Oのライブ録音は出来のよさに差がありましたが、この録音は理想的、O・リベラ・クラシカ盤のような生演奏的サウンドの正直な録音も好きですが、この録音はスタッフによる、音楽的な仕上げがセンスよく成されているようです。
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category: F.J.ハイドン

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